幼児教育を語るひろば

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教育改革

悲しい帰国
アルジェリアで起きた人質事件で、日本人は10人の犠牲者が出ました。
産業のグローバル化は、平和と信頼という保障が無ければ、実現しないことを
痛感させられました。
犠牲になった方々のご冥福を、心からお祈りします。



安倍政権の教育改革
安倍政権が誕生して、再びわが国の教育が大きく変わろうとしています。
ゆとり教育の週5日制が災いして日本の子どもたちの学力が低下したので、週6日制に戻そうという声が出ています。
6・3・3・4制の教育制度も見直して、学校制度の多様化を図る案も出ています。再スタートする 「教育再生実行会議」で、議論されるようです。

いじめの問題もいじめる子への毅然とした指導が必要と、「いじめ防止対策基本法」を定めると公約しています。

安倍首相は、かねてから愛国心や歴史認識について 「子どもたちが、日本の国や日本の伝統文化に誇りが持てるようにしたい! 強い日本を取り戻す!」と、強調していました。未だに自虐史観や偏向した記述の教科書が、多いとも嘆いていました。
歴史認識を含め、道徳教育の徹底・脱ゆとり教育・教員の資質向上・・・・ と、教育界は、また新たな転機を迎える気配です。

いずれにしても大人の問題として議論せず、子どもの目線に立って、より良い改革を進めて欲しいと願っています。

  教育の歴史 (参考までに)
「人は人によって作られる」と、ルソー(Jean Jacques Rousseau 1712~1778)は言います。教育の果たす役割が如何に大きいかを諭しています。

教育の目的を実現するために教育の在り方(教育観・教育制度・教育内容・学習指導法・教育評価・教師論・・・・)は、歴史的に色々と変遷してきました。

古代ギリシャの教育
模倣と暗記が中心でした。子どもたちは、遊びや大人たちとの接触により、生活の方法・モラル・技術を学びました。

ソクラテスの時代(Socrates B.C. 470/69~399)
ソクラテスの産婆術と言われるものがあります。産婆術は、妊婦が子どもを産むのを助ける術です。ソクラテスの教育方法も、青年の知的発達を助ける、つまり「精神的助産」ということで、産婆術と類似点があると言います。

ソクラテスの教育の根底には、人間は生まれつき真理へ向かう可能性を備えているという確信があります。だからこの可能性を尊重して、それを歪めずにはぐくみ育てるのが、教育者の仕事だと言います。

ソフィストの注入法
ソフィスト(Sophistes)は、ソクラテスと同時代にアテナイ(アテネの古名)で活躍した教師集団です。ギリシャの町を渡り歩き、報酬を受け取って知識を教授しました。そのため、金儲けを目的に知識を切り売りする詭弁家という悪名が立ちました。

然しソフィストは、教授の技術者・弁論術の教授者と考える方が正しいようです。説得力があり、法廷や議会などで説得技術に心を用いたのが、悪名の原因になりました。むしろ、職業教師群として、ギリシャに登場したことに意味があります。

直観教授の成立
現代教育の始祖と呼ばれるのが、コメニウス(Comenius 1592~1670)です。
彼の教授法の原則は、感覚を通して知識を獲得し、また自然の順序に従うことを強調した 「客観的自然主義」の立場、つまり自然の中に存在する種々の法則を観察し、その法則を学習の法則に適用することです。

ペスタロッチの教育
直観教授の大成者は、ペスタロッチ(Pestalozzi 1746~1827)です。
彼は 「子どもが知識を獲得するプロセスは、不限定ー限定ー判然ー明瞭 の順序で進む。」と、言います。

つまり 「教授の仕事は、混沌とした感覚的印象の中から一つの事物と他の事物とを判別し、類似関係にあるものを想像の中で互いに連合させ、その結果全ての印象を明らかにして、心の中に判然明確な観念を生じさせることである。」と、言うのです。

それゆえ教授に当たっては、まず子どもに眼前の事物を他の事物から離して個別的に見ることを教え、次に事物の形・大きさとつり合いについて教え、最後に事物を表現する言葉、あるいは名称を知らせることが必要だと言います。即ち 数・形・語が教授の基礎で、事物の外的理解は  との関係においてなされ、言葉によって内的理解が成り立つというわけです。
これが直感のABCと呼ばれるもので、教授の基本的条件です。

その後オズウィーゴー師範学校 (Oswego Normal School)を中心にペスタロッチ運動が起り、やがて直観教授は、合科教授 (Gesamtunterricht)と実物教授 (Object Lesson)へと発展しました。

  *参考文献 「教育原理」 野辺忠郎編 (学苑社)

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