幼児教育を語るひろば

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一人前と言われるには

人間として完成するために、どうしたらよいでしょう?
一人前となるために、4つの視点を挙げてみます。

第1は、自分の考えを持つことです。自分で考え判断する力です。ひと言で言えば、主体性の確立です。
私たちは、成人したら独立の生活を営むための見識・創造力・生活力・・・ などを、
持ち備えなければなりません。

第2は、社会性を身に付けることです。言い替えれば、人間関係を豊かにすること
です。学校・地域社会・職場・・・ などは、社会性を育てる貴重な場です。

(寄り道) 社会性の欠如が、人間形成に障害になった事例を紹介します。

1779年、いわゆる「アベロンの野生児」と言われる少年が発見されました
少年は11~12歳くらいで、4~5歳頃に親に捨てられ、山中で彷徨生活を送って
いました。注意力散慢で、身体機能も適応性を欠いていました。もちろん社会性は
育っていません。

少年の社会復帰のため、色々な試みが実施されました。 言語指導と共に、社会
生活に興味を持たせるため、社会的事象への接触に力を入れました。
結果的には、芳しい成果は得られませんでした。


「アベロンの野生児」の矯正指導から、次のことが分かりました。
 ①人間は、自然の状態では動物と変わらないが、生活能力は動物より劣る。
 ②人間は優れた資質を持つが、社会性が育たなければ資質も活かされない。

第3は、豊かな感情の発達です。感情とは、明るさ・優しさ・思いやり・情熱・・・ 
などです。子どもの感情を育てる場は、家庭・学校 (幼稚園、保育園を含む)
・地域社会・自然環境・・・ などでの人間関係や、環境からの刺激です。
デューイ (John Dewey 1859~1952年) は、それには子どもの活動を
束縛しないで、子どもの衝動を尊重しなければならないと説いています。

第4は、知性を磨くことです。知識の習得は、教育の力に依るところ大です。
特に文化の伝統や社会機構の理解は、学校教育が担っています。

知性を磨くことは、望ましい人間像を求めることに他なりません。
人間とは何か? 人間はどうあるべきか? 知性を磨く根底にあるものです。

こう考えると、私もまだまだ半人前です。


 

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