幼児教育を語るひろば

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育児五戒

(1)授乳は最高のスキンシップ
 赤ちゃんは、母乳で育てるのが基本です。最近はその授乳期間が短くなり、異常に早く離乳して人工栄養に切り替える母親が多くなりました。昭和の半ば頃(太平洋戦争終結時)までは、授乳期間は1年以上が普通でした。今は、半年から長くても1年のようです。(生理的には2年間授乳が可能)

授乳を早くやめる理由は、色々あるようです。母親も働いているので・早く離乳食に変えたいので・人工栄養食が豊かになったので・授乳行為がスムーズに出来ないので・母親の体形が崩れるので・・・・ など、中には首を傾げたくなるような理由もあります。

子どもの成長にとって、母乳は大事な栄養補給源です。同時に授乳は、最高のスキンシップの場です。子どもの人間形成に、欠かせない行為でもあるのです。

(2)赤ちゃんは何も出来ない
生まれたばかりの赤ちゃんは、何も出来ません。母乳がうまく飲めない赤ちゃんもいます。母親は、赤ちゃんを胸に支え、授乳行為を助けてあげなければなりません。

授乳以外にも、色々と面倒をみることがあります。安心させるために、抱いたり声をかけたりします。体を清潔に保ってあげます。生まれて半年くらいまでは、支え無しでは座ってもいられないので、常に手助けが必要です。チンパンジーなら、とうに歩き回っていますが・・・・ 

赤ちゃんの体を清潔に保つのは、母親としての大事な務めです。
人間は進化によって体毛を喪失しましたが、皮下脂肪層が発達し汗腺の数が増えました。お陰で汗をたっぷりかくようになり、油汗で体表が汚れ易くなりました。清潔にしないと不快ですし、健康維持のためにもよくありません。

入浴やシャワーで体をきれいにして、よく洗濯された衣服を纏うと、誰でも心身がさっぱりして体にリフレッシュ感が漲ってきます。赤ちゃんも同じです。

清潔な環境で生活していると、自ずと身の回りの整理整頓にも気を配るようになります。四季それぞれの環境構成を工夫して、生活を楽しむことが出来るようにもなります。服装に関心を持ち、おしゃれ感覚も芽ばえます。

(3)危険がいっぱい
赤ちゃんは怖がりやのくせに、見慣れないものに興味・関心を示します。見慣れないものに危険が潜んでいても、そんなことに頓着しません。それもすぐに手でつかんだり、口に運んで食べようとしたりします。
赤ちゃんの身の回りは、危険でいっぱいです。ですから常に身の回りに目を配って、危険物を放置しないことです。

冬は、火やお湯を扱う機会が多くなります。火傷には、必要以上の注意が求められます。火傷は親の責任です。
お風呂の事故も意外と多いので注意しましょう。特に湯船を覗き込んで、浴槽内に転落して水死する事故がよく起きます。浴槽だけではありません。海・池・河川などでの転落事故も、多発しています。頭の重い乳幼児です。転落事故に気をつけましょう!

子どもは、生まれながらにして科学者だと言われます。探求心を抑圧するのは無理ですし、その必要もありません。子どもたちは、危険も省みずに探求しようとします。すぐに禁止するより、危険が迫るまでは出来るだけ見守ってあげましょう。もちろんあらかじめ危険を除去することが出来るなら、先回りして安全な環境に整えておきましょう。探求心は、子どもの成長・発達に欠くこと出来ない活動ですから・・・・

(4)遊びをせんとや生まれけむ
赤ちゃんは、体を動かすことが好きです。本能的な探索衝動ですし、生存のための体づくりです。体を動かすことは、遊びに直結します。

遊びも、探索的な遊びが好きです。探索する理由は、好奇心に因ります。 室内外で
探索しますが、体を動かすことでそれが可能になります。

成長に伴って体を動かす活動が益々活発になり、内容も量も増して運動に発展します。幼児期に入ったら、子どもと一緒に遊ぶようにしましょう。一緒に遊ぶと、子どもが何に興味・関心を持っているかがよく分かります。遊びの内容や技能から、子どもの才能(能力・特性)を見出す手掛かりをつかむことが出来ます。

(5)人間性を育てる
親の育児義務として、最重要課題です。簡単に言えば躾けです。社会性を育てることで、良いこと悪いことを教えることです。これには、3つの方法があります。

Ⅰ、飴と鞭で(報酬と罰で)
  良いことをした時には、うんと褒めてあげます。逆に悪いことをした時には、厳しく
叱ります。

Ⅱ、親の後ろ姿から
 言葉で教えるのでは無く、親(大人)の言動の模倣です。子ども時代に模倣した
ことは、自然に刷り込まれまれて、大人になってからも現れます。

Ⅲ、自ら学ぶ (幼児期になってから)
  気づかせる躾けです。本来子どもは探求心が強いので、やがて善悪を自分で
考え判断するようになります。子どもから相談を受けた時だけ、親は助言者として
登場するように心がけます。

いずれにしてもこの3つの方法を、バランスよく組み合わせて躾けることが大事です。そして、T(Time.時)・P(Place.場所)・O(Occasion.場合)に適した躾けを心がけて下さい。

叱るべき時に叱るのは大事ですが、T・P・Oがうまくいかないと効果はありません。「叱り上手」というのは、T・P・Oを考えて、グッドタイミングで叱ることが出来る人のことです。(「褒め上手」も同じ)


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