幼児教育を語るひろば

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エンディング ノート

座卓の上に1冊のノートが、手つかずのまま放置されています。もう1年も前にS幼稚園の I 先生から頂いたものです。立派な装丁のノートで、「LIYING & ENDING NOTEBOOK (コクヨ社)」という表題があります。

もしもの時(人生のエンディング)に備えて、自分自身や家族のために、自分の情報を整理して記入しておくためのノートです。

内容を見ると、「自分のこと」 , 「資産 (預貯金や不動産など) 」 , 「気になること (パソコン、WebサイトのID、コレクションなど) 」 , 「家族・親族」 , 「友人・知人」 , 「医療・介護」 , 「葬儀・お墓」 , 「相談・遺言」 の9項目があります。

エンディングノートを作成しておけば、もしもの時に重宝することは分かります。だからと言って、一向に書く気が起きません。と言うより、書く気になれないのです。
自分の死が、前提にあるからでしょうか? それに日本では、遺言を特異なものと考えたり、嫌がったりする風習がありますから・・・・

明日は明日の風が吹く、もしもの時を、今からあれこれ考えてもしょうがない! という気持ちが強いのです。
でも反面、備えあれば憂い無しですから、気になることを少しずつでも書いておいた方が良いような気もします。
思いはいつも堂々巡りです。


先日、世阿弥の「花伝書」を読む機会がありました。能の奥義書として知られていますが、これは彼のエンディングノートではないでしょうか?

花伝書の序文にある「稽古は強かれ情識はなかれ (稽古に一生懸命励んでうぬぼれない) 」や、問答条々での 「上手は下手の手本、下手は上手の手本だと思って工夫をこらすべきである。」 などは、現代の能の世界にも脈々と引き継がれています。エンディングノートのお手本のようなものでは? と、感心しています。私も自分の人生観をまとめて、このエンディングノートに残そうかと思案中です。


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