幼児教育を語るひろば

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可愛い子には旅を

こどもの日にちなんで

昔は新幹線も飛行機も無かったので、旅は大変な苦労を伴いました。だからそういう苦労を早く子どもに経験させて、世の中の厳しさに触れさせようと親は考えたのです。

「可愛い子には旅をさせよ!」 苦労の体験は、将来きっと役に立つということで、この諺が生まれました。愛する我が子であれば尚更のこと、手元で甘やかすだけでいけないと、いつの時代の親も考えることです。

でも昔の親と今の親では、旅のさせ方に違いがあります。

昔(江戸時代)は、老舗の跡取り息子もそうでない町人の息子も、丁稚奉公に出して修業させるのが普通でした。町人の娘たちは、武家屋敷に奉公して家事や行儀作法を身につけました。(花嫁修業も兼ねて)

「可愛い子には旅を・・・」の特別編として、天皇家・将軍家・大名家・・・ には、「乳母」制度がありました。跡取りの子育てには、乳母が当たるのが普通でした。今流に言えば、過保護や過干渉を防ぐためです。
徳川幕府三代将軍家光の乳母になった「春日局」の話は、有名です。

「長者に二代無し」と言われます。子どものことを思うなら、旅に出しましょう。
では、子どもをどう一人旅(自立)させることが出来るでしょうか?

幼児期(2~6歳)
親に依存しながらも、自己中心的です。見ていると、乱暴で危険な行動が目立ちます。失敗も多い年齢です。
でも子どもに手を貸すのは、最小限にしましょう。七転び八起、失敗は成功のもとです。むしろ早いうちに失敗を経験させた方が、回復力の強い子になります。

また幼児期は、想像・空想力がどんどん広がる時期です。それは、夢を見る時期です。その夢を、更に大きく膨らませてあげることが大切です。

子どもの夢を他愛ないと否定しないで、夢の世界を旅させましょう。玩具や絵本は、夢の旅を楽しむのに役立ちます。ただ、与え過ぎは要注意です。

この時期は、生活領域も広がり言語表現も豊かになる頃ですから、子どもの個性・特性を捉える好機です。しっかり見守ってあげることが、一人旅させるコツです。


児童期(6~13歳)
ある時は親に依存・服従しますが、情緒も育ってくるので、感情的・自己中心的な行動に走る時もあります。そのくせ放っておくと、寂しがって落ち着きません。

社会性が発達してくる時期ですから、友だちづくりを勧めましょう。
ただ友人関係は、一方通行では成立しません。類似性の原則というのがあって、似たもの同士が友だちになります。

つまり友だちは、選ぶと同時に選ばれるという関係です。そのため、親から見ると、好ましく無い友だち関係が必ず生じるものです。でも、口出しは無用です。子どもの友人関係を良くするコツは、信頼し合える親子関係づくりと、気持ちの安まる家庭づくりにありますから。


青年前期(13~17歳)
親とは対立する時期です。放っておくのが原則です。かまい過ぎると、かえって自立困難な子になってしまいます。それに甘やかすと、結果についての責任を、常に他人に転嫁するようになります。

自分で選んで自分で決めて実行した結果は、自分の責任と受け止めます。たとえ失敗しても、ブツブツ言う程度で治まるのが普通です。この年齢こそ、一人旅がいちばん必要な時期です。


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