幼児教育を語るひろば

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チック症

チックに関する相談を受けたので、参考までに・・・・

チックは、7~12歳の男子に多く見られます。(女子にも幼児にも見られる)
症状としては、顔や体の筋肉の一部がピクピク痙攣します。 目をパチパチさせたり・
口を曲げたり・顔をしかめたり・声を出したりすることもあります。

中には授業中に急に大きな声で、「アッ!」・「ウッ!」という声を発したり、「クソ!」・「チクショウ!」・「ウルセー!」などと、大声でわめき散らしたりする場合もあります。「声帯チック(汚言癖)」と言われます。

チックの原因は、対人関係や生育環境に起因するのが殆どです。親・教師・友人などへの嫌悪や反抗、環境から生じる不満や寂しさなどの反映と考えられます。

また、本人の性格的な問題もあります。 神経質で繊細な気質や淋しがりやの子が
多い反面、我がままで落ち着きが無く飽きやすい子にも表れます。

チックの治療法ですが、本人は症状に気づいていないので、注意や叱っても効果は
ありません。本人に症状を意識させると、かえって病状を悪化させてしまいます。

対人関係に問題がありそうだと思うと、親は原因を突き止めようとして、つい子どもへの質問が多くなります。
チックは言語化出来ない不満や攻撃性の代理表現ですから、子どもは問い詰められても答えられません。

子どもが何に不満を、そして誰に攻撃的感情を抱いているのかは、じっくり観察するしか方法はありません。それには、少なくても2~3ヶ月の期間が必要です。

チック症の子を病院で診てもらっても、殆どが「異常無い」と言われます。 せいぜい
「自律神経失調症」 と診断され、精神安定剤を処方される程度で、原因追求や解決
までには到りません。

チックは放置してもそれほど進行せずに、いつの間にか治るのが普通です。でも何時までも原因が除去されないと、症状が高じて不登校や閉じこもりに追い込まれます。

チックの原因としては、次のようなことが考えられます。(特に7~12歳)

*親の期待が圧力になっている。(過保護・過干渉)
*受験のため、塾(進学塾)通い。(有名校志向)
*少子化・核家族化のため、家族と触れ合う時間が少なく孤立化。(孤独)
*意志に反して、塾やお稽古事などに通う。(エリート教育)
*相談する相手がいない。(放任・無視・拒否)
*家や地域社会で、自由に遊び回ることが許されない。(自然な活動の束縛)
*友だちが出来ない。(友人関係に不満)
*学校の画一的な管理体制が厳しく、適応出来ない。(学校生活不適応)
*親や教師の期待に添うため、自分と違う良い子を装う。
*親(父親)や教師の暴力的言動に耐える。
*親や教師への依存と自立との葛藤。
*安心(安定)出来る居場所が無い。

子どもは、発達し続ける存在です。 成長するためにはシステムがあり、一定の成長
リズムがあります。それを無視して無理に発達を促すと、成長は止まります。
チック症状は、その危険信号です。冷静に、原因を診断してみましょう! 症状を癒す手立てが見つかります。


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