幼児教育を語るひろば

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嘘も方便

物事を円滑に運ぶためには、ウソをついた方が良い場合もあります。
それよりウソをついた方が、実際に良い時があります。

鳥以外の肉食が許されなかった江戸時代、庶民は内緒で兎狩りをして食べていました。兎を食べたことがわかればお上からお咎めを受けるので、兎を1羽・2羽と数え、鳥と言ってごまかしました。ですから今でも兎は、1羽・2羽と数えます。

百姓は、仕事の合間に兎を採って食べました。その折りに、農作業に使った鋤(すき)の鉄の部分で肉を焼いたので、「鋤焼き」と呼ばれました。今日の「すきやき」の語源です。馬の肉を「さくら」、鹿の肉を「もみじ」、猪の肉を「ぼたん」と言います。みんな江戸時代からの隠語です。

馬肉は、桜色なのでそう呼ばれました。鹿の肉は、花札の鹿ともみじの絵柄からそう言われました。別説には、百人一首の「奥山に もみじふみわけ 鳴く鹿の 声きく時ぞ 秋は悲しき」に由来するとも言います。猪の肉を「ぼたん」と言うのは、肉の色からという説と、肉を牡丹の花のように盛り合わせたからと言う説があります。

いずれにしても、肉食を隠すための庶民の知恵でした。
手まり歌にも、こんなのがあります。

 あんたがた どこさ
 肥後さ 肥後どこさ
 熊本さ 熊本どこさ
 仙波さ 仙波山には狸がおってさ
 それを猟師が 鉄砲で打ってさ
 煮てさ 焼いてさ 食ってさ
 それを木ノ葉でちょっとかぶせ  (「ちょっと隠す」とも歌われる)

子どものウソには、大人の理不尽な常識への対抗手段として使われる場合があります。子どもなりに、理に叶ったウソなのです。そんな子どものウソに、目くじら立てて追究しないのが大人です。
江戸時代がそうだったように!


 

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