幼児教育を語るひろば

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だれでもよかった


今年の世相を表す漢字は、「絆」だそうです。
東日本大震災や台風など、今年は災害の多い年でした。
多くの人が、家族をはじめ人間関係の大切さを、強く感じました。
それが、選ばれた理由だと思います。

「絆」の語源は、動物をつなぎ止める綱のことだそうです。
動物の自由を奪っているのですから、元来マイナスイメージの強い言葉でした。
然し今年は、大震災後に人々の支援の輪が広がったことや、ナデシコジャパンの
チームワークによる快挙があったことなどで、プラスイメージで使われました。
今年の漢字に、「絆」が選ばれたわけが納得出来ます。


だれでもよかった
最近「だれでもよいから殺す! 傷つける!」 という事件が多発しています。
こればかりは、警察も防ぎようがありません。
加害者は、20歳未満の少年が多いことも気になります。

いまの世の中、不満・不平・いさかい・葛藤・偏見・差別が渦巻いているからで
しょうか? 子どもたちは、自己疎外感や無力感を抱きながら生きています。
ストレスは、溜まる一方です。もしそのはけ口として、「だれでもよいから殺す! 
傷つける!」というのなら、大人は、もっと彼らの心の深層を探って見る必要が
あります。

なぜなら犯罪は、大人のつくった社会で起きているからです。
大人の責任として、この類いの犯罪を止めなければなりません。

少年たちに共通しているのは、「甘えの構造」です。その原因は、生活環境に
あります。 第1の原因は、家庭に潜んでいます。多かれ少なかれ、どこの
家庭にも問題はあります。

中でも一番心配なのは、コミニケーション不足です。それぞれが、勝手気まま
に生活している家庭です。 こんな家庭では、たまに親が子どもに注意しても、
「うるせー! いつも何もしないくせに、何の文句がある!」 と、子どもに反抗
されます。

コミニケーション不足は、家族お互いが無関心です。 親は、すでに子どもの
心を見失っています。背景には、家庭教育の崩壊や親の自信喪失があります。

二番目に心配なのは、過保護・過干渉です。自立困難な子どもを育ててしまう
からです。子どもの「甘えの構造」は、このように家庭の無関心・甘さから生ま
れるのです。

第2の原因は、学校にあります。
事件を起こす子どもたちは、不登校が多いのが特徴です。
学校がつまらない・勉強が分からない・規則がやかましい・友だちが嫌い(いない)
・先生が嫌い(うるさい)・行ったて仕方ない・・・・ など、不登校は、学校生活からの
脱落です。学校に背を向ける子は、非行の誘惑に近づく確率が大きいのです。

はじめのうちは、本人も学校へ行かなければいけないと思っています。 でもその
ことが、本人のイライラを助長しストレスになります。こうなると、自分以外はみな
敵です。自己中心的になって、不平・不満は募るばかりです。

第3の原因は、地域社会にもあります。 この問題は取り上げると長くなるので、
次の機会に譲ります。

どうしたらこの類いの犯罪を防ぐことが出来るか?
難しい課題ですが、彼らを「甘えの構造」から脱却させなければなりません。

まず、彼らを孤立させないことです。他の存在(家族・友人・地域の人々・・・ )と共に
自分があることに気づかせます。そのためにも、大人は良いモデルを身近な存在で
示してあげなければなりません。

甘えから抜け出すための自立心を育てることが、何よりも早急な課題です。
言うは易く、行うは難い課題です。
でも彼らを救うのは、やはり私たち大人の務めだと思います。


  

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