幼児教育を語るひろば

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ギャンブル

大王製紙前会長井川意高容疑者(47歳)が、特別背任の疑いで逮捕されました。
彼は、自ら役員を務める子会社7社から無担保で計106億8千万円を借り入れ、ほぼ全額をマカオやシンガポールの賭博で散財したと言われます。
それも昨年5月からのことで、よくもそんな大金を1年半という短期間で使い果たしたものと、お金に縁の薄い庶民は、ただただ呆れるばかりです。

中国では秦時代の魚褒という人が、お金のことを「翼無くして飛び、足無くして走る。」と、言ったそうです。
日本でも昔から、お金のことを「おあし」と言いました。足があるように、どこかへ走って行ってしまうからでしょうか?

一攫千金を夢見るのは、人間の業です。それをコントロールするのが、理性です。
なぜギャンブルに手を染めるのでしょうか? それは、幼児期の金銭教育と大変関係があるのです。

お金を出せば物が買えることは、すでに幼児期で学んでいます。
ただこの時期に、大人が子どもにきちんとお金のはたらきや使い方を教えてきたか? 逆に全く無関心で放任してきたか? それが分かれ道になります。

前者なら、子どもは自ずとお金を大事に扱うようになります。 将来ギャンブルに手を
出す心配もありません。
問題は後者です。後者の場合は、お金のはたらきや使い方を教えられていませんから、お金の価値や大切さも分かりません。

そのくせ、前者よりはお金に異常な関心を示すようになります。
高価な物や不用な物を、買い漁ります。買い食いや無駄遣いも、平気です。お金が無ければ、家から持ち出したりします。友だちの関心をひくために、お金を配ったりもします。中学生くらいになると、家から持ち出したカメラや時計などを金券ショップや質屋で売って、現金を手にする事例も出てきます。
金銭感覚がだんだん麻痺してきて、ギャンブルの素地が培われる温床となります。

さらにゲームセンターなどへ出入りするようになると、ギャンブルの手ほどきを受けているのと同じです。 それでなくてもテレビのクイズ番組などで、かけごとのスリルや
面白味を知っていますから。
他にもパチンコ・宝くじ・競輪・競馬・オートレース・toto(サッカーくじ)・・・・ など、色々と大人のギャンブルを目にしています。

金銭教育に無関心な家庭、あるいはそれを無視している家庭には、共通点があります。ひと言で言えば、子どもへの愛情不足です。「子どもの自由を尊重している・信頼している」と言い訳する親もありますが、子どもの本当の姿を見ようとはしていません。要は、背後に親子の心の問題が潜んでいるのです。

「金の切れ目が縁の切れ目」、お金のあるうちはチャヤホヤされた大王製紙の元会長も、お金が無くなれば用無しです。浮世の風は冷たいものです。兜町には、「飛びつく魚は釣られる」という言葉があるそうです。

先日、ブータンの若き国王夫妻が来日されました。
ブータンは、「幸福度」世界一の国だそうです。
幸福はお金で買えないことを、夫妻の言動からも教えられました。
ブータンからの幸福の風が、日本中に吹き渡ったひと時でした。


 

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