幼児教育を語るひろば

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傷ついた子どもたちの心

東日本大震災では、家族を亡くした子・友だちを亡くした子・家が地震で倒壊したり
津波で流されたりした子・学校が被災して通学出来なくなった子・友だちと離れ離れ
になった子・・・・ など、多くの子どもたちが心に傷を負いました。

その子どもたちの傷ついた心を支え癒してあげるには、どうしたらよいのでしょうか?

大震災から半年、仙台で現場の先生方と臨床心理などの専門家たちが、傷ついた
子どもたちの心のケアを話し合う協議会を持ちました。 
(朝日新聞・6日付け朝刊「教育」欄による)

それによれば、この時期に大切なことは、子どもたちがつらさを表現したらきちんと
耳を傾けて聞いてあげることだと言います。

経過時間によって子どもたちのつらさの程度や中身は、違って来ると思います。
然し子どもたちの思いを受け止める活動は、いつでもどこでも必要ですし、また
とても大切なことです。

落ち着きを少し取り戻した今の時期こそ、カウンセリングなどで、「子どもたちが
これまで表に出さなかったつらい感情や体験を積極的に表現させていい」 と、
専門家は言います。表現することは、癒しにつながるからです。

それにしても、一人一人の子どものつらさや悩みは、少しずつ違うと思います。
1対1で聞いてあげても、気持ちをうまく表現出来ない子もいます。
それに一人一人の被災体験も、それぞれ微妙に違います。

子どものつらさを受け止める側には、それなりの専門性が必要です。(子どもが
置かれている環境や立場を理解する・心に傷を受けた原因や傷の深さを知る)
子どもたちが、安心して自分の気持ちを表現出来る雰囲気や場を構成する必要
があるからです。

今回の大震災や原発事故の受け止め方・感じ方は、大人と子どもでは少し違うと
思います。大人は、家族のこと・生活のこと・復興のことなどを、どうしても優先し
ます。子どもは、身の回りのことを心配します。 (学校のこと・友だちのこと・飼っ
ていた犬や猫のこと・・・ など)

でも子どもは、大人の動きを見ています。自分の考えがあっても 「こんな大変な
時に」と、言い出せないでいる場合もあります。それが、ストレスになることもある
のです。

被災の後始末に追われると、家庭のチームワークは弱くなりがちです。
家族が、バラバラの生活を強いられる状況も起きてきます。
子どもたちには、自分の力を発揮する場がありません。 また、自分の力を補って
くれる人もいません。置き去りになったような、寂しさを感じる子どもが多くなります。

外へ出て、飛び回る機会も奪われます。 エネルギーを発散しなければならない
年齢なのに、静かにじっとしていることを要求されます。子どもたちのストレスは、
益々溜まるばかりです。
子どもたちのつらさを聞き出すには、こんなことも知っていなければなりません。

それに加えて、子どもの話を聞き出すタイミングがあると思います。
子どもを褒める時・叱る時は、TPOが大事と言います。 
(T・time・時、 P・place・場所、 O・occasion・場合)
子どもたちのつらさを聞き出す時にも、TPOを心して欲しいと思います。


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