幼児教育を語るひろば

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たかがトイレ されどトイレ

ユニセフ・ニュース231号の特集記事に、こんなタイトルがありました。
何を言いたいのか? と、興味を持って目を遠しました。

途上国では、まだ外で用をたす習慣の国が沢山あります。ユニセフでは、それらの国々にトイレを設置して、トイレを使うように支援してきました。

ところがいくらトイレを設置しても、なかなか使ってもらえない現実があるというのです。
中には、穀物倉庫として使われている例もあったそうです。つまり、トイレの必要性に気づいていないので、単なる箱物(倉庫)に終わってしまっているというのです。

5歳未満児の死亡原因を調べると、下痢性疾患が17%です。
(特に途上国で多い。 UNICEF Progress for Children No.6 より)
この死亡率は、外で用をたすことと関係があります。

ユニセフでは「4つのF」が、下痢のもととなる細菌を子どもたちの口に運んでくると
警告しています。
つまりトイレ以外で排泄された排泄物に含まれる細菌が、4つのF(Fingers・指、Flies・ハエ、Field・畑や野原、Fluid・液体や川など)を通じて人間の中に入り、
下痢などの病気を引き起こすのです。
排泄物は、回り回って自分の口に入ってきてしまうというわけです。

さらに記事によるとユニセフでは、CATS(Cmmunity Approaches To Total Sanitation 包括的な衛生についてのコミニュティー中心のアプローチ)を各国で
展開し、外で用をたす習慣の根絶に努力しているとのことです。



日本の子どもたちは、この話を聞いてどう感じるでしょうか?
子どもたちは、トイレで用をたすのは当たり前と思っているはずです。
4つのFで細菌が口に入ることも理解できるでしょうし、授業でも衛生問題につい
ては学んでいます。
「外出して帰ったら手を洗う」・「食べる前には手を洗う」・「手作業をした後は手を
洗う」・・・ など、常識だと思います。

それならなおさら、トイレの施設設備が無い地域・トイレで用をたす習慣が無い地域・手洗いの施設設備が無い地域・健康や衛生について学ぶ機会や場が無い地域・・・・ こんな地域があるということを、日本の子どもたちに知ってもらいたいと思います。
そしてどんな支援をしたらよいかを、考えてもらいたいと思います。

たかがトイレ、されどトイレです。教育課題としても、取り上げて欲しい話題です。
 

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