幼児教育を語るひろば

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迷信と子どもの成長

ふつうは、生後1~6歳を幼児期と言います。
きょうは、幼児期における身体的な問題を中心に取り上げてみます。
それ以前を乳児期と言いますが、乳児期については、次の機会に譲ります。、

育児では、行事や慣習として行われているものの、迷信や根拠の無いものが沢山
あります。いくつか、紹介してみましょう。

*お七夜・お食初めなど食べ物に関するもの
 尾頭付きの魚を飾る。(特にイシモチを供えると、早く頭が堅くなる。)
 「歯がため」と言って、膳に小石を載せて置くと、丈夫な歯が生える。
 
 お食初めを50日目に行うのは「御五十日(ごいか)」、100日目に行うのは
 「百日(ももか)」、と言う。
 餅をすり潰して口に付けたり、ご飯粒を一粒ずつ(三粒のところもある)食べさせ
 たりすると、丈夫な子になる。

*歯に関するもの
 乳歯が4ヶ月以内に生えると、「鬼子」と言って嫌う。
 六ヶ月目の乳歯は、六月歯(むつきば)と言って、これも嫌われる。
 第一切歯(最初の下歯)は、2本揃って生えれば良いが、1本だとよく無い。
 上歯が先に生えるのは、よくない。

 乳歯が抜けたら、上歯は縁の下へ、下歯は屋根の上へ投げ捨てる。
 その時に「ネズミ歯と替えておくれ!」と唱えると、よい永久歯が生える。

*初正月・初節句・初誕生日に関するもの
 男児には破魔矢、女児には羽子板を持たせる。(初正月・初節句)
 餅を搗いて祝う  (初誕生日を「むかれ」と言う地方がある)
 餅を親戚・知人・近所の人に振る舞う。 (全国的)
 餅踏みをさせる。(餅を布などで包装して、その上を歩かせる。)
 餅を足の裏や尻に投げつける。
 一升餅を子に背負わせる。

*民間療法や呪いに関するもの
 癇の強い子(癇の虫)
 ・アカガエルの付け焼きやマゴタロウ虫を食べさせる。
 夜泣きする子(夜泣きは、キツネやイタチの仕業と考えた。)
 ・枕元に刃物を置いてやる。
 ・ニワトリの絵を、竈の後ろの壁にかける。
 ・松の木片を燃やして、その明かりをかざす。(夜泣き松)
 ・おむつは、夜干ししない。 (夜尿も治らない)
 疱瘡の予防
 ・藁で編んだ筵などに赤飯を載せ、赤い御幣を立てて、村境や四つ辻に置く。
 百日咳・麻疹のお守り
 ・桑や桃の枝で作る。

事例はまだまだ沢山ありますが、省略します。
子どもの健全な成長や幸福を願う親心は、万国共通のようです。
迷信的な習慣や行事なども、世界各地で見られます。


参考までに、幼児期の発達の様子をまとめてみました。(運動機能を中心に)
あくまでも平均値で個人差がありますから、1~2年間の幅を持ってご覧ください。

1~2歳
 ・体重は出生時の3倍  ・一人で歩く(歩行がスムーズになって行く)
 ・立っていて物を拾う ・走るようになる 一人で椅子に上がり腰をかける
 ・低い障害物をまたぐ ・男女の特徴が表れる ・・・・

2~3歳
 ・つり合いの取れた体型になる ・下肢が発達する 
 ・真似して鉛筆で線や形を描く ・ボタンやビンの栓をはめる ・片足で立つ
 ・ボールを蹴る ・本のページをめくる ・箸やハサミを使う ・靴を履く
 ・洗面や着替えが出来る ・釘を打つ ・階段を自由に昇り降りする ・・・・

3~4歳
 ・関節が(特に膝や踵)しっかりしてくる ・歩行が自由(下肢もO型からI型に)
 ・乳歯が出揃う ・トイレが使える ・走ったり飛び跳ねたりよじ登ったり出来る 
 ・補助輪付き自転車に乗る ・・・・

4~5歳
 ・体重出生時の5倍 身長は2倍 ・巧みに体のバランスを保つ ・友だちと遊ぶ  
 ・リズムに合わせて踊る ・紐が結べる ・スキップが出来る 
 ・個人的特徴が表れる ・・・・

5~6歳
 ・体重約17Kg 身長約105Cm ・家族以外との接触 地域で遊ぶ (社会性)
 ・用具を使った遊びが自由に出来る ・運動能力を自覚して遊ぶ ・・・・
  

  

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