幼児教育を語るひろば

幼児教育を語るひろば

後ろ姿から学ぶ

前回、大人は美しい日本語を、子どもたちに伝えているだろうか? というようなことを書きました。
ところで、行いの方はどうでしょうか? 子どもに見られては、恥しいようなことをしていませんか?

昨夕K駅前の商店街を、酔払って通行人に絡みながら歩いている男性を見かけました。みんな迷惑そうに、彼をよけて通っていました。下手に注意などすれば、かえって絡んでくるような気配です。数人の小学生グループが、その様子を面白そうに見入っていました。


比叡山高校の校長をなさった葉上照澄氏は、戦後はじめて比叡山の「千日回峯行」を成し遂げられました。
この行は、千日間を雨の日も風の日も一日も休むことなく、修行のため比叡山の山中を祈りながら巡る行です。我々凡人には、これほど過酷な修行はありません。

氏は1947年にこの行に入ったのですが、途中の1950年から比叡山高校の校長になりました。
校長になる時、当時の比叡山座主中山玄秀氏は、「何もせず何も言わなくてよいから、その回峯行者の姿を生徒たちに見せてやってくれ。」と言われたそうです。

校長として初めて登校した時の様子を、葉上照澄氏は次のように述べておられます。

「雨の日、日吉神社を通って、白装束でびしょ濡れになって校門を入り、濡れたままの姿で講堂へ行きました。そうしますと、私が何か言う前に、もうシーンとしています。なるほどしゃべる必要は無いな、と思いました。そこで般若心経を読誦して、それで終わりです。
校長が毎日命をかけて修行しているのですから、これが教育だろうと私は思いました。その後ろ姿を見て、学校の先生や生徒たちが、自分はどうするか考えるもよし、見過ごしてしまってもよし、それは個々人の受け止め方の問題だろうと思っています。」

子どもたちは、常に大人の後ろ姿から学んでいます。
皆さんの後ろ姿は、どうでしょうか?

「いつ死ぬる木の実はまいておく(種田山頭火)」 

私たちに出来ることは、子どもたちの心に、ひと粒の種をまくことです。それも、大人の後ろ姿です。


コメント

人生研究会(名前検討中

大人の後ろ姿 僕は 恥ずかしいばかりです。
もっと かっこよく したいなぁ。強くなりたいなぁ。いい未来になりますように

  • 2011/07/15(金) 22:02:59 |
  • URL |
  • 村石太マン #knn0grdU
  • [ 編集 ]

恥しいと気づくことが 見せられる大人の後ろ姿です
自分を見つめる(自省する)ことが かっこよく・強くなることにつながります
きっと いい未来が あなたに訪れますよ

  • 2011/07/16(土) 13:50:06 |
  • URL |
  • 元園長から #-
  • [ 編集 ]

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://freesia7.blog10.fc2.com/tb.php/1145-469eb566