幼児教育を語るひろば

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反抗期

20歳の娘さんを持つFさんから、「近頃子どもが反抗的で困っている、いま頃反抗期でしょうか?」と言う質問がありました。

「どんな時に反抗するのですか?」と尋ねると、「化粧・服装・友人関係・部屋の整頓・・・・ などで、気づいたことを聞いたり注意したりすると、[かまわないで欲しい!] と、すぐ反抗的になる。」ということです。

「それは、反抗期と関係無いのでは? 20歳にもなれば、自分は自立出来ていると思っていますから、自分が否定された・余計なお世話だ・プライベートなことでとやかく言われたくない・・・・ こんな気持ちを持つのではないでしょうか? いつまでも親がかりなのは迷惑だし、自由を束縛されると思っているのです。つまり質問や注意が、娘さんの自立心を逆なでしているのです。」 私は、こう答えました。

「反抗」の反対は、「従順」です。従順な子は扱い易いし素直そうなので、親も(大人も)いい子と勘違いし易いのです。
でも、よく考えてみましょう。何を言われても口答えしない・おとなしくて手がかからない・静かで目立たない・・・・ そんな子は、ちょっと気味悪くありませんか?

実は「反抗」というのは、一人前の大人として自立するための戦いなのです。
幼児期(2~6歳)になると、言葉が話せるようになり、自己中心的な考え方・行動が現れます。第一反抗期と言われます。
青年前期(13~17歳)には、自我が芽生え、主観的・論理的な考え方・行動が現れます。第二反抗期と言います。
もちろんこれらは、発達段階から見た反抗期が現れる平均年代です。いずれも個人差があります。ただ反抗期は、誰でもいつか通る道です。

反抗しないでいつまでも従順だと、自立は遅れます。ところが今は過保護時代ですから、反抗を必要としない子が育っています。ですから社会に出ても、自立出来ない依頼心の強い人間が多いと言われます。

特に第二反抗期の頃は、進学問題がからんでくる時期です。「勉強! 勉強!」で、親も口数が多くなります。子どもも、負けてはいません。口答えをするようになります。親もまだ元気な歳ですから、こじれて家庭内暴力にまで発展する危険があるのです。

反抗期を言い換えれば、自立期です。独立期と言ってもよいでしょう。
反抗は、自立の裏返しでもあるのです。親は(大人は)それを理解して見守ってあげるのが、無用な摩擦を避ける知恵です。そうすれば親子関係も楽になり、さらに子どもの自立を促すことにもなるのです。


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