幼児教育を語るひろば

幼児教育を語るひろば

赤ちゃん教育・2

昨日紹介した読売新聞編の「0歳からの人づくり・完全な赤ちゃん」はじめ、多くの
育児書が「人づくりは0歳から・・・」、あるいは「妊娠前から・・・」などと、歌い文句に
するのが最近の傾向です。

「子どもを健康で逞しく、立派な人間に育てたい!」と願うのは、親なら当然です。
だからと言って、子どもを育児書が説くように育てようというのは、早計です。
なぜなら、人間の可能性というか才能は、実に多様だからです。十人十色と言い
ますが、一人として同じ才能を持ち合わせている子はいないのです。

それに一人の子どもだけを見ても、性格・知能・運動能力など、バランスの取れて
いる子は滅多にいません。知能だけ見ても、「思考力はあるが注意力に欠ける」と
いう子もいます。
ですから、「頭はいいけど、わがままだ。」・「勉強は嫌いだけど、サッカーは得意。」
・「動物は好きだけど、友だちと遊べない。」・・・・ そんな話をよく耳にするわけです。

「全ての子どもを、マニュアル通りに育てよう!」などというのは、土台無理なことです。また、その必要もありません。
才能は誰にでも有るのですが、その才能は、みんな違ってみんな良いのです。


ところで赤ちゃんは、色々な原因で泣き声を発します。
どこか痛い時・お腹が空いた時・一人ぼっちで寂しい時・怖い思いをした時・ビックリ
した時・体のバランスが崩れた時・望みが叶えられない時・・・・ こんな時に、泣き声
をあげるのです。

これらの原因をまとめれば、身体的な不安と苦痛が生じた時です。
いずれの場合も、親(特に母親)の保護反応を導き出すのに役立ちます。親はすぐ
に駆け寄って、抱っこしたりあやしたりしてくれます。抱いてもあやしても泣き止まな
ければ、親は子どもに身体的な異常があるのでは? と、心配してくれます。

泣くことは、子どもと親の間の距離を近づける効果があるのです。
昔の人も、「泣く子と地頭には勝てぬ」と言いました。

子どもの泣く行為は、彼らが生きるためのあらゆる目的に使われます。
やがてそこから、かんしゃくと怒りが分化し始めるのです。
数ヶ月も経つと、赤ちゃんは金切り声や、腕や足を突っ張ることによって、自分の
攻撃性を示すようになります。
それはちっとも異常なことでは無くて、順調に成長している証です。

攻撃性は、だんだんエスカレートして行きます。小さなものを叩きつけ・大きなものを
揺すり・つばや食べ物を吐き出し、噛んだり・ひっかいたり・ぶったりするようにもなり
ます。

これらの行為は、かなりランダムで、統合されているわけではありません。
攻撃性というより、自己主張と捉える方が賢明です。
真の攻撃性が現れて来るのは、身体的能力も整って来る幼児期以降になります。


コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://freesia7.blog10.fc2.com/tb.php/1121-1cffc344