幼児教育を語るひろば

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風評被害

両親の実家は、共に福島県白河市の近郷です。東北関東大震災では、親戚の多くで屋根瓦が落ちたり壁が崩れたりしました。

問題の福島第一原発からは、数十キロメートルの距離です。すでに農作物や牛乳の放射能汚染が報じられています。親戚の殆どが農業を営んでいますから、放射能被害が心配されます。

福島県では県内各地で土壌汚染の恐れがあるというので、お米を含め農作物の作付け準備を遅らせるようにと、全農家に要請しています。

水道水も放射能汚染が疑われ、各地で乳幼児に水道の水を飲ませないようにと注意しています。
東京では、ペットボトル入りの水が飛ぶように売れて、店頭から姿を消しました。

水だけではありません。お米もパンもインスタント食品も缶詰も、あっと言う間に売り切れてしまいました。
食べ物以外にも、ガソリン・灯油・乾電池・ローソク・防寒具なども、品不足になってしまいました。

「外国人の窃盗団がいる」・「電気は10年つかない」・「暴動が起きている」・「レイプが多発している」・・・・ 被災地では、デマが飛び交っているようです。

行政やマスコミが、風評被害を食い止めようとして何か言えば、かえって風評は広まってしまう始末です。

風評被害の実態を善意に解釈すれば、人はわが身を守ろうとする本能がありますから、買い占め行動も自己防衛本能の現れです。

放射能に汚染された水を、わが子には飲ませたくないというのも、親の愛情です。
家族のために必需品を備蓄するのも、種族維持・繁栄のための基本的欲求です。

ですから買い占めなどでパニック状態になるのも、あながち否定するわけには参りません。
「政府は、まだ大事なことを隠しているのではないか? 公表していない資料があるのではないか?」という不安を抱くのも無理ありません。

一方で悪意に解釈すれば、買い占めは「自分だけよければよい」という、利己主義につながります。
中にはこの物不足につけこんで、一儲けしようと企んでいる輩もいます。火事場泥棒と、変わりありません。

災害救援募金活動にも、信用出来ないものがあると聞きます。そうなると、被災地
以外は「知らん顔していた方が得」、ということになってしまいます。

政府への批判も聞こえてきます。
「身体に害があるような放射能の値では無いから心配無い!」と言う一方で、「放射能を少しでも被った野菜や原乳の売り買いはダメ」と言われれば、国民はかえって迷います。

避難所からの声が届いてから対策が後追いしたり、避難指示を出してから衣・食・住の確保を検討したりする現状に、被災者たちは不信感を抱いています。

「想定外の災害だから」と言って、救済が遅れても許されるはずはありません。
少なくとも政府は、災害に関する情報を正確に隈なく国民に伝達する責務があります。被災自治体との連携をもっと強化して、被災者一人ひとりとの繋がりを確保して
欲しいと願っています。そして、心のこもった支援の手を差し伸べてあげて下さい。


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