幼児教育を語るひろば

幼児教育を語るひろば

教育の基礎

小学校教育の基礎と言えば、いわゆる「読み」・「書き」・「そろばん」の力でしょうか。
それに加えて、心身の健康(発達)と日常生活に必要な社会性が伴わなければなりません。

中学校教育は、小学校教育が基礎になります。高等学校は中学校教育が、大学は高校教育が基礎です。
過去の経験は現在に続き、やがてそれは未来につながります。

ところで、小学校から大学までの基礎は、幼稚園教育(幼児教育)です。
幼稚園では、読み・書き・そろばんこそ教えませんが(最近は教える幼稚園も増えてきましたが・・・)、学ぶための健康づくりと社会性を育てるために努力しています。

時代と共に、教育も多様化してきました。教育という言葉も、色々な分野で使われる
ようになりました。
家庭教育・社会教育・宗教教育・人間教育・職掌教育・消費者教育・国際理解教育・環境教育・コンピューター教育・成人教育・父親教育・・・・ など、数えれば切りがありません。でも、学校教育が中心になっていることは、間違いありません。

学校制度(体系)も多様化・複雑化しましたが、多様な教育を受ける機会や場も増えました。然し一方では、社会的・経済的な理由で教育の平等性が崩れ、不等な差別も生じています。つまり、全ての子どもたちに全く同一の教育を行うのは、難しい時代にもなりました。

ですから画一的な教育システムの下で、基礎をパターン化するわけには行きません。基礎も、個々の子どもたちの現実的な差違を認めて、決めなければならなくなりました。教育の基礎も、多様化の時代なのです。

一人ひとりの子どもについて、適切な基礎は何かを考え、きめ細かい教育を実践する時代です。そこで、個別教育を徹底して、個人の発達段階や能力・適性に応じた教育を行う必要があります。

教育の目的は、豊かな人間形成です。世の中がどんなに変わろうと、教育の目的は変わりません。
もちろん専門的な知識や技能の習得も大事なことです。でもそのためには、原理的・一般的な学習活動に力を入れなければなりません。そこでは、一人ひとりの教育の基礎が重視されます。

教育学者のJ、S、ブルーナーは、次のように説いています。

「最初の、そして最も明白な問題は、ふつうの教師がふつうの生徒に教えることができる教育課程であると同時に、いろいろな研究分野の基礎的な、つまり、その根底にある原理を明確に反映している教育課程を、どのように編成するかということである。」 と。 (「教育の過程」・岩波書店より)

私は、「ふつうの生徒」を、「個々の生徒」と、読み替えています。


コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://freesia7.blog10.fc2.com/tb.php/1102-06f0d02e