幼児教育を語るひろば

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豆まき

近くの K幼稚園の前を通ったら「鬼は外! 福は家内!」と、子どもたちの元気な
声が響いてきました。ちょうど園庭で、節分の豆まきをしているところでした。
鬼の面をかぶった園長先生らしいお年寄りの男性と若い保育士(男性)の二人が、
子どもたちに追われながら逃げ回っていました。

つい現職時代を思い出して、しばし足を留め園児たちの豆まきに見入っていました。
豆をまきながら(升は折り紙で、豆は新聞紙を丸めて作ったようです?)かけ回って
いた1人の男児が、私の見ている前で転んでしまいました。手には豆と升を持って
いますから、顔を打っておでこを擦りむきました。まだ寒いので、痛そうです。
するとすぐに周りにいた子どもたちが駆け寄って「だいじょうぶ?」・「いたくない?」と、
声をかけていました。 泣きそうだったその子も、みんなに心配された手前もあって
「だいじょうぶ・・・」と、泣くのをやめて立上がりました。

近頃の子どもたちは、自己中心で他人のことなど気にしないと言われます。
でもどうして、なかなか友だち思いです。現代っ子の優しい心を、目の当たりにする
ことができました。


私が子どもの頃は、年齢と同じ数だけ豆を食べると、その1年は災難を逃れ、無事で
過ごせると教えられました。毎年1つずつ豆の数が多くなるのが、楽しみでした。
(家族で数えながら食べれば、それぞれの年齢を自然に覚えます。)

節分に豆をまくのと、ヒイラギの小枝にイワシの頭を刺して軒下に吊るすのは、長男の
私の役目でした。
こうして鬼が(災いが)、家に入り込むのを防ぐ心構えを培われました。


豆まきは、昔宮中で大晦日の夜に行った鬼を追い払う儀式です。それが、節分の
豆まきになりました。太陰暦では、正月と節分が同時に来る時がありましたから、
元々は大晦日の行事だったと推測されます。

いずれにしても節分は、春の幕開けです。春の訪れは、農耕民族である日本人に
とって仕事始めの季節です。 豆まきをする子どもたちも、春に向かって飛び立つ
準備をしているように見えます。

2月を「きさらぎ」と言うのは、寒さのために衣を重ねる「衣更着」の意味だと言われ
ます。きょうは平年並みの暖かさになったようですが、まだまだ寒さは続きます。
「園児たちが福を招いて、元気で過ごせますように!」と願いながら、私も今夜は
頑張って豆まきをしようと、K幼稚園を後にしました。


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