幼児教育を語るひろば

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笠地蔵

きょう・あすは、大学入試センター試験の日です。広島の孫娘も、挑戦中です。
全国的に冬将軍が居座って、日本中が厳しい寒さに包まれています。北日本や日本海側の地域では、雪も降っているようです。
受験生諸君、寒さに負けずに頑張って!


心を育てる
私が勤めていた武蔵野市立境幼稚園では、語り部の名人で元小学校教諭のI先生をお招きして、定期的に読み聞かせの会を開いていました。
ちょうどきょうのような寒い日に、I先生は「笠地蔵」の絵本を子どもたちに読み聞かせしてくれました。

「笠地蔵」は、子どもたちに人気のある本です。ストーリーも熟知しています。それでもI先生の読み聞かせに、子どもたちは引き寄せられるように聞き入っていました。

「心の優しいおじいさんとおばあさんがいました。二人はたいそう貧乏でしたが、それでも仲良く暮らしておりました。さて、その日は、雪の降る大晦日でした。おじいさんは、作った笠を売りに町へ出かけて行きました。」

「笠はいりませんか。こんな雪の日には、ぴったりの笠ですよ。笠はいりませんか・・・ 雪の中で道を行く人に声をかけても、笠は一つも売れませんでした。」

子どもたちも不安そうな面持ちで、笠が売れるのを期待しています。

「おじいさんがしょんぼりと雪道を歩いて帰ると、村の入り口で石のお地蔵さんが、頭に雪をのせて寒そうに立っている姿が目に入りました。」
[笠をかぶせてやるんだよ]と、声に出して言う子がいました。

読み聞かせが進むにつれて、子どもたちの表情がとても優しく穏やかになっていました。瞳がキラキラと、美しく輝いていました。

「おじいさん、あすはお餅の無いお正月になりそうですね。おばあさんが言いました。」
「その夜のことです。うんとこどっこい! うんとこどっこい! ・・・・ 」

ここまでくると、子どもたちも[うんとこどっこい! うんとこどっこい!] の大合唱になりました。

心を育てるということは、ちっとも難しいことでは無いのです。子どもたちと共感し合える関係をつくればよいのです。読み聞かせだけとは限りません。人と触れ合う・自然と触れ合う・友だちと遊ぶ・そして一緒にやり遂げる・・・ そんなことで、人の心は育って行くのです。


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