幼児教育を語るひろば

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豊かな環境

幼稚園教育の大きな柱の一つに、「環境を通して行う教育」があります。ひと口に環境と言っても色々です。

子どもたちにとっては、家庭での生活はもちろん、幼稚園での生活、それらを取り巻く
地域社会や自然の事象、すべてが環境です。

最近は情報化社会ですから、情報が生み出す環境も無視できません。例えば、テレビ・インターネット・携帯電話などのもたらす情報がそうです。人気タレントやアニメの
キャラクターが、子どもたちの共通言語や行動に影響を与えているのを見ても、それがよく分かります。

環境というと、どうしても物的環境に目が行きがちです。でも幼児期は、人的環境の及ぼす影響の方が強いのです。人との触れ合いは、子どもの人格形成にも大きく関わってきます。

そういう意味から、幼稚園教師の存在・役割は重要です。「良い幼稚園は、良い教師集団によって支えられる。」と、断言する識者もいます。

いずれにしても豊かな環境は、子どもの知的好奇心を刺激する事象が有るか無いかで決まります。言い替えると、子どもの興味関心・いたずら心・冒険心・探究心などをかきたてるものが、存在しているかどうかということです。

それらは、大人から見れば心配や迷惑の種です。でもよく見ると、そこで子どもたちは、新しいことに挑戦しながら色々試行錯誤していることが分かります。

ロバート・フルガム(アメリカ)は「人生に必要な知恵は、全て幼稚園の砂場で学んだ。」と、言っています。実際に砂場で遊ぶ幼児たちは、色々な遊びを自由に展開しています。砂場には、彼らの興味関心をひくものが、いっぱい埋まっているのです。

山や川、道路や町をつくる土建派の子・くだものやお団子を作ってままごと遊びに興じる子・独創的な造形物造りに挑戦する子・・・ など、砂場の遊びには、感覚に訴える心地よさ・繰り返す面白さがあります。
水を混ぜたり道具を使ったり、そして友だちと協力したりしながら、そうやって人生の知恵を学んでいるのです。

子どもの興味関心をひくものは、大人から見ると平凡な事象の中にも存在します。
大人が与えた環境には、興味を示さない場合が多々あります。子どもにとって豊かな環境とは何か? 子どもたちにもっと自由に探索させると、すぐに分かります。

大人が、気付かない環境もあります。「大人の(親の)後ろ姿」も、その一つです。
子どもたちは、大人の後ろ姿から、その生き方・考え方を学んでいるのです。子どもたちのためにも後ろ姿が豊かな環境となるように、大人は自省して行動するように心がけましょう。


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