幼児教育を語るひろば

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子どもの神経症?

(最近の相談事例から)

神経症は心の病気ですが、似た症状は子どもにも見られます。
大人が神経症になった場合は、必要以上に心配して悩みます。あちこちの病院を巡ったりして、治そうとします。
ところが子どもの場合は、症状に気づきませんし、自分で対処できません。だれかが助けてくれるまで泣き続けるとか、不安に怯えているだけとか、さらには身体機能の異常まで訴えるようになります。

一般的には依頼心の強い子が、神経症にかかり易いと言われます。背景には、過保護や完全欲の強い満点主義の親が存在します。このタイプの親は、子どもの欲望を全て叶えてやろうとします。と言うより、親の思うままに育てようとします。こんな場合、子ども自身が、自分で考えたり行動したりすることは許されません。

依頼心が強くなると、子どもは成長への意欲を無くしてしまいます。いつも親が(頼る人が)側にいないと、何をするにも心配や不安がつきまといます。それが、神経症に
似た症状を引き起こすのです。

そこで治療法ですが、過保護をやめればよいということになります。しかし、すでに依頼心が強くなった子どもには、間に合いません。でも放っておけば、少年期・青年期になっても、頼れるものが無いと、常に不安に晒されることになります。

過保護や完全欲の強い親は、親自身にも問題があります。一番多いのは、親自身の成長過程における人間関係です。
幼児期の親子(家族)関係・友人関係・地域や会社での人間関係・夫婦関係・舅や姑との関係などで、不安・葛藤・抑圧的な感情体験が根底にあると言われます。

ですから、子どもより親自身の生き方に目をやって、親自身がバランスの取れた安定した生活を心がけることが大事です。
少し子どもと距離を置いて、子どものありのままの姿を受容し見守るように、気持ちを切り替えてみましょう。子どもを思い通りに育てようとしないで、子どもに手を貸すのは、最小限に留めます。

両親の笑顔・優しい眼差しが、心豊かな安定した子どもを育てます。子どもの神経症を治す特効薬は、心休まる家庭の存在です。家庭が子どもにとってくつろげる場かどうか? もう一度じっくり見直してみましょう。


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