幼児教育を語るひろば

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冬至~クリスマス・子どもたち

冬至も過ぎましたから、日脚も少しずつ伸びてきます。影の長さも、短くなってきます。本格的な寒さはこれからだと言われますが、季節は春に向かって確実に歩み始めました。

昔の中国の宮廷では、官女が冬至以後の日脚の伸びを(影の縮まりを)紅の線で印をつけて測ったそうです(紅線日)。また中国では、冬至に九十九の花びら(または丸印)を描いて、一日ごとにその日の天気によって色分けして塗りつぶしていく、「九十九消寒」という古い習慣もあったようです。(倉嶋厚著、”お天気博士の四季暦”から)

ところできょうは、クリスマスです。クリスマスになると、トナカイに引かれ、雪ぞりに乗ったサンタクロースが登場します。サンタクロースは、家々の煙突から入って、子どもたちにプレゼントを置いて行ってくれます。

幼児は、このお話を信じます。そしてプレゼントの中身を想像し、クリスマスの晩を待ち焦がれます。と言っても最近の日本の住宅事情では、煙突を知らない子どもが増えてきました。トナカイも雪ぞりも身近に無いので、子どもたちの空想も尻つぼみ勝ちです。

幼児期における空想力や想像力は、心情の発達上欠くことの出来ないものなのですが・・・・ ですから子どもたちの夢を膨らませてあげるためにも、クリスマスのお話を聞かせるとか関連する絵本を見せるとか、大事なことで、工夫が必要です。

「サンタクロースの話はウソだ。ウソを教えるのはよくない。」となると、おとぎ話はみんなウソになります。せっかくのクリスマスも、夢破れてつまらなくなってしまいます。
でもこの手のウソは、子どもの成長の糧になる空想力・想像力を育てるために必要なウソなのです。

やがて子どもたちは、サンタクロースの話も作り話だということに気づく年齢になります。その時子どもたちは、上手に気持ちを切り替えて成長して行きますから、何も心配ありません。

幼児期を卒業する年齢(8~9歳)になったら、クリスマスについて次のようなことを、子どもに分かるように話してあげてください。気持ちの切り替えに役立ちます。

寒さの厳しい北欧の人たちは、暖かい春の訪れを信じて冬の生活を頑張ります。冬至が過ぎて日脚が伸びて来ると、待ち焦がれた春が見えてきます。その春を待つ心が、キリストの誕生日と結びついたのがクリスマスです。クリスマスに欠かせないモミの木は、雪景色の中でも緑の葉をつけて元気に立っている生命力の象徴なのです。

別の説も、やはり冬至と関係があります。
キリスト教がヨーロッパに普及する際、ゲルマン民族は、冬至祭に近い日を選んで、キリストの誕生日として祝うようになったと言われます。



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