幼児教育を語るひろば

幼児教育を語るひろば

教育・思いつくままに(3-2)

続き 子ども・親・先生

*子どもたちが、いま何を考えているのか? からだの状態は、どうなのか? それを見抜くのが、プロの先生の力です。 授業中にあくびをする子が目についたら、きのう夜更かししたのかな? どこか体調が悪いのかな? それとも勉強疲れ(遊び疲れ)かな? ・・・・ 子どものどんな小さな変化も見逃さないのが、プロの目です。

*「させられる」という立場の仕事は、どんなに簡単な仕事であっても楽しくはありません。反対に「する」立場の仕事は、少々の抵抗があっても楽しく進められます。「させられる勉強」ではなく、「する勉強」となるように授業を工夫しましょう。

*「三尺の童子を拝す」・「七歳までは神の子」と言われます。人間尊重の基本です。

*きょうは体育の日です。運動会のかけっこで負けたら可哀そうというので、体操の
家庭教師をつけるのが流行っていると聞きます。運動能力を高めるのは良いことですが、動機が不純です。それより、運動量の多い遊びを奨励しましょう。その方が、お金もかからないし効果てき面です。

*アメリカ人は、 「人生で最後まで敗北を経験しない、などということはありえない。むしろ早く負け方上手の癖をつけ、回復力の旺盛な人間を育ててやった方が、どれだけ幸せか。」と、考えるそうです。 子どもの欲求を先取りして、妙に物分りのよい親・先生になるのは危険です。転ばぬ先の杖ではなく、転ぶ体験から学ばせましょう。

*「相成らぬことは相成らぬ」 会津藩旧藩学舎「日新館」の教えです。「為さねばならぬことは為せ 為してならぬことは為すな」 こちらは、イギリスイートン中学校の校訓です。ルールを守らない子・マナーが悪い子・言動に責任を持たない子・義務を果たさない子・・・・ そんな子どもたちと正面から向き合って、真剣勝負で渡り合いましょう。

*「エミール」の著者ルソーは、その中で 「子どもに教える学問は、一つしか無い。
即ち人間の義務を教えることだ。」と言っています。人間の精神を解き放ち自由を説いた彼の言葉ですが、私は「人間の義務」を「社会的マナー」と読み換えています。

*どんなに立派だと言われる人も、短所の無い人はいません。 失敗の無い人など、何の魅力もありません。優れた人とは、大きな長所を持ち、それが短所をカバーしている人のことです。

*能役者「観阿弥」の言葉です。 「稽古は強かれ、情識は無かれ。」
稽古によって自分の芸を磨きなさい、そして自分より上手な人からも下手な人からも、学ぶ心がけが大切だと、彼は言います。下手な人にも、必ず長所があると言うのです。自分が克服しなければならないのは、情識だとも言っています。情識には、強情・うぬぼれ・頑固・人の言うことを聞かない・・・ などの意味があります。

最後に・・・・ 容姿衰え、子どもと共に行動できなくなった時・子どもと共に伸びる
意欲を失った時、そんな時は先生を辞める時が来たのです。

                 (終わり)


  

コメント

ブログにあることはとてもシンプル!でもとても奥深いものだと思います。
難しく考えすぎず、大切なことは当たり前のことと思って子どもたちに向き合いたいと思います。
いつも子どもたちがはしゃぎだして収拾がつかなくなるとついいらいらしてしまうのですが、そのとき必ず「こどもってそういうものです。」という言葉が心に浮かんできます。そして、すっと肩の力が抜けて、そのおかげで説教したりせずにすむのです。

  • 2010/10/12(火) 23:16:04 |
  • URL |
  • 東京娘 #-
  • [ 編集 ]

東京娘さんへ

分かっていても我が子となると毎日のことですから、ついイライラして怒ってしまいますね。でも子どもとはそういうもの、それが成長の証と考えるようにしましょう。
「子どもを育てよう」と思うより、「子どもは育つもの」と考えた方が、子育ても変ってきます。子育ての目標は(教育も同じ)、子どもの自主性育てること、自立させることですから・・・

  • 2010/10/13(水) 15:49:52 |
  • URL |
  • 元園長 #-
  • [ 編集 ]

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://freesia7.blog10.fc2.com/tb.php/1058-e8948cf5