幼児教育を語るひろば

幼児教育を語るひろば

非行の背景

昨日 A紙の社会面で、「放火2少女 少年院へ」 という大きな見出しが載っているのを、目にしました。
7月にブラジル国籍の家族宅が放火されて、母親が死亡、義父と次女が大やけどを負った事件に、神戸地裁が審判を下したものです。

加害者の少女は、その家の長女で中学3年生(15歳)です。この事件には、同学年で友人の女子生徒(14歳)も関わっていました。

新聞報道だけでは、審判結果の詳細は分かりませんが、「非行の背景にある問題点、年齢なども考慮すると初等少年院送致が相当。」と、決定要旨で述べています。

2少女が在学した中学校の先生方は、「いま思えば気づいてほしい、止めてほしいと
いうサインを、2人は何度も発していたのかもしれない。」と、言っています。
こんな大きな事件ですから、サインは確かにあったはずです。今さらながら、サインの見落としが悔やまれます。

非行に走る子どもたちは、どんなサインを出すのでしょうか?
非行の実態によって違いますが、ふつう次のようなサイン(兆し)を出します。
うそをつく・コソコソする(隠し事がある)・落ち着きが無い・ずる休み・夜眠れない・悩み事を断片的に洩らす(友人や先生へ)・乱暴になる(粗暴化)・うつ状態になる・投げやりになる・・・・ など。

ここで大事なことは、サインを出すようになった理由(背景)です。家庭・学校に、問題があるのかも知れません。子どもを取り巻く人間関係に、問題がある場合もあります。それよりも今の世の中が、悪いのかも知れません。

少女たちは 「両親から暴力を振るわれ、憎んでいた。」などと、動機を話しているようです。それに二人の父親は、いずれも義父です。生さぬ仲と言いますが、途中からの親子関係は、愛情だけではうまく行きません。特にお互いが理解し合うまでは、さぐり合いの期間です。この期間を無事通過できれば、新しい親子関係はスムーズに展開して行きます。

ふつう義理の親たちは、子どもを理解しようと思って色々アプローチします。よかれと思って、あれこれお節介をやきます。一方子どもの方は、関心を引くためにアクションを起します。アクションは、甘えの演技です。

非行の裏返しには、甘えがあると言われます。親を困らすため非行に走った、という子どもが結構います。困らせられる子どもに手をやき、疲れ果ててつい暴力を振るうようになった親の話も、よく聞きます。今回の事件も、そんな背景が影響していなければ
よいのですが・・・・

どんな家族も、毎日平穏無事に過ごしているわけではありません。でも 夫婦・親子が、適当な距離を保ちながら、お互いに尊敬し認め合う関係であって欲しいと、心から願っています。

顔を合わせれば「勉強! 勉強!」と口癖の親・子どもの言い分を聞かないで叱る親・権力を振り回すだけの親・子どもを褒めたことが無い(認めたことが無い)親・夫婦仲が悪い親・・・・ みんな非行の背景になります。
ただ 押しつけの愛情は、子供にとって迷惑なだけで、時には非行の原因となる場合もあるのです。


コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://freesia7.blog10.fc2.com/tb.php/1035-845c754a