幼児教育を語るひろば

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子は消ゆるもの

 朝に見て 昼には呼びて 夜は触れ
  確かめをらねば 子は消ゆるもの 


今日の「天声人語(朝日新聞)」に紹介されていた、歌人の河野裕子さんの歌です。
「わが子を詠んで これほど母の思いを率直に歌ったひとは あまりなかろう」と、「折々のうた」の大岡信さんが評されているそうです。


大阪で若い母親が、幼児2人を置き去りにして死亡させました。事件から受けた衝撃と心の動揺は、未だに癒えません。鬼畜にも劣る行為です。八つ裂きの刑に処しても、足りない気持ちです。

話は変わりますが、加害者がもしわが子だったらどうしますか?
・激怒して、わが子を責めるでしょうか?
・そんな子に育てたわが身を、嘆くでしょうか?
・自分とわが子は別人格と、無視するでしょうか?
・・・・・

殺人事件ではありませんが、私が対応した万引き事件での親の様子を、いくつか
紹介します。
・子どもが事件を起こしたことを、ただ嘆き悲しむ。
 (パニック状態になり、適切な対応が出来ない。)
・何不自由無く育てたのに、何故? と、子どもを責める。
 (子どもの言いなりや、過保護には気づかない。)
・うちの子は、悪くない。悪いのは友だちと責任を転嫁。
 (人間関係や、社会状況を批判するだけ。)
・万引き程度で大騒ぎするのがおかしいと、学校や業者を批判。
 (弁償すれば済むと、子どもの生活態度には無関心。)
・・・・・

こんな家庭を調べてみると、次のようなことに気づきます。
・父親(夫)は、子育てを母親(妻)に任せっきりで、子どもに不干渉。
・父親,母親,子ども,三者三様で、言葉や態度で意思疎通を図ることが無い。
(コミニュケーション能力不足。親子の接触が無ければ、子どもは成長しない。)
・夫婦仲が悪い。(親子関係を支えるのが、夫婦関係。)

良い子に育てるのに、しつけが甘い・厳しいは関係ありません。それよりは、家族関係です。子どもは、理想の父親・母親像を求めています。
甘いから良かった、厳しいから良かったは、結果論です。それより大事なのは、言行一致の親の姿勢です。足元を見られるような言動は、子どもにすぐに見破られます。要は、親自身の人間性が問われているのです。

私は、いつもお父さん・お母さん方へ、こんな助言をしています。
・子どもの成長に合わせて、必要な手立てや助言が出来る親になりなさい。
・子どもの言動を少し距離を置いて見守り、頼まれたら手助けしてあげましょう。
・愛情の押し売りは、やめましょう。愛情は、受ける側の子どもが感じ取るものです。

確かめをらねば 子は消ゆるもの!


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