幼児教育を語るひろば

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カウンセリング

カウンセリングは、いま教育界でも重要な役割りを担っています。学校や家庭で子どもたちの心を傷つけるような事件や事故が多いので、臨床心理士などを派遣して、心のケアに当たらせる機会が増えたからです。

私が教職に就いた頃は、臨床心理学を専攻して専門のカウンセラーになる人は稀でした。ですから教育現場では、教師に臨床心理学の研修を受けさせて、教師カウンセラーとして代用しました。そして子どもたちが直面する適応上の問題について、相談に当たらせたのです

私もカウンセラーの研修を受けましたが、振り返って見ると人間理解の基本を学んだような気がしています。お陰で、人間観のようなものが、その時に芽生えたようです。
アメリカはカウンセリングの先進国ですが、それでも初期の頃のカウンセラーは、指示的な立場を取る人が多くいました。優れた知識や経験があったので、つい自信過剰で指導助言に当たったからだと思います。

でもロジャース(Rogers.C.R 1902年~ )は、非指示的な立場を主張しました。「命令や禁止という強制的な力は、それが働いている時だけは人間の外観上の行動を変えるが、基本的に改変する技術では無い。」と、彼は言いました。さらに「励ましや勇気づけは、相談者の抱えている問題やその感情を否定しかねない。」とも、言っています。

問題を抱えている人も、「問題を解決したい! 解決しよう!」という気持ちはあるのです。だから、本人が自分で解決する力を引き出してやるのが、カウンセラーの基本的な役目です。

大人にとってはつまらない問題でも、子どもにとっては一大事です。どんな問題でも軽々しく扱わない姿勢が、カウンセリングには必要です。一ぺんに解決しようなどとは考えずに、気長に付き合うゆとりが、カウンセリングのこつです。これがカウンセラーに求められる、大事な心構えです。
カウンセラーの心構えは、わが子の相談にも活かせます。


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