幼児教育を語るひろば

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児童虐待

警察庁が14日発表した昨年一年間に全国の警察が摘発した児童虐待事件は、1380件に及ぶそうです。被害に遭った18歳未満の子どもは、1349人になると言います。うち36人が亡くなっています。


「子宝」・「三尺の童子を拝す」・「7歳までは神の子」
わが国には、こんな言葉が伝えられています。言葉の裏には、「人間尊重」や「性善説」の考えがあります。


人間尊重は、子どもも立派な人格者として認めましょうと言うことです。
子どもを尊重する基本には、子どもにどれだけの「自由」を与え、「任せる」ことが出来るかと言うことが関わっています。

人間尊重は、言い換えると「個性尊重」でもあるのです。個性尊重があって、子どもは初めて自分の「持ち味」を発揮し、心身共に豊かに成長していくことが出来るのです。


「悪戯」という言葉があります。子どもの悪さ・いたずらのことです。悪戯に対して、すぐに目くじらを立てて怒る大人がいます。児童虐待の本質が、ここにあるかも知れません。

でも悪戯も、子どもの探索欲求にもとづく行動と理解しましょう。子どもの言うことやることを、いちいち気にしてはいけません。子どもは、それ自体大人とは異質の文化を持つ存在だからです。


子どもの世界は一見単純のようでも、実は大人が考える以上に複雑で、自分に都合の悪いことは、大人にも隠してしまうものなのです。

だからこそ、子どもともっと密接に接触して、子どもに話しかけ、子どもと遊び、一緒に過ごす時間を多く持ちましょう。そうすれば、子どもが今何を考え何を求めているかが、自然と分かってきます。


多くの子を持つ親たちに、「子宝」の言葉の意味を、ぜひ見つめ直して欲しいと思っています。