幼児教育を語るひろば

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へそくり

歳末なのでお金の話を3題

① 昨日友人4人と、忘年会の真似事をしました。夜はもう出歩けない歳なの
 で、昼食会です。

会食後友人のひとりから「へそくりがあるので、お茶をご馳走する。」と、誘われました。「へそくり」は、もう死語と思っていましたが、同世代ではまだ生きている言葉だと知り、懐かしく感じました。

「へそくり(綜麻繰り)」とは、紡いだ麻糸を巻きつける器具のことです。

昔の女性は外で働くことは珍しく、働いても家庭内での内職が主流でした。
そこで綜麻(へそ)を操って麻糸を紡ぎ、それで得た金銭を内緒で蓄えたのがへそくりです。

当時の主婦たちは、へそくりを自分のために使うということはありません。非常の場合に備える主婦の知恵でした。

へそくりの代表格は、戦国武将山内一豊の妻です。主君信長の馬揃えの時に、鏡箱から黄金十両を出して、一豊に名馬を買わせました。夫の立身出世の基を作った逸話として有名です。

へそくりを「臍繰り」と書くようですが、混用したものです。


②「金に糸目をつけない」と言いますが、糸目とは何を指すのでしょうか?

糸目とは、凧が平衡を保って揚がるように、凧を引き締める糸のことです。
これをつけないと凧は、どこへ飛んで行くか分かりません。

そこから、「金銭を惜しげも無く使う」という意味になりました。


③「金一封」・「一、金〇〇円也(領収書)」などに用いられる「金」には、
 どんな意味があるのでしょうか?

江戸時代のお金の単位は、「両」でした。両は金で出来ていて、1金と言えば1両でした。

力士の「十両」は、年収十両から取った呼び名です。

ところが金製の両は江戸の場合だけで、大阪では銀が使われていました。銀は貨幣の形になっておらず、支払いの度に重さを測って用立てていました。

「豆板銀」とか「丁銀」という言葉が、今でも残っています。

何れにしても支払いの時に、金・銀 どちらなのか明記する必要がありました。それで領収書に「一、金〇〇円」と書く習慣が、今でも残っているというわけなのです。


なぜ歳末にお金の話?