幼児教育を語るひろば

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「もんじゃ焼き」 言葉の謂れ

友人と月島へ出かけたついでに、「もんじゃ焼き」を食べてきました。 最近開店した店だそうですが、壁に「もんじゃ焼き」の謂れが貼ってありました。

(要旨) 小麦粉をゆるく溶いて具を入れ、鉄板で焼きながら食べる料理です。焼く時鉄板にヘラで文字を書いて楽しんだことから「文字焼き」と言われるようになり、それが転じて「もんじゃ焼き」になりました。


元々は小麦粉を手間をかけないで調理したもので、おやつ感覚の簡単な食べ物だったようです。


「もんじゃ焼き」の発祥は群馬県、という説もあるようです。特産のうどんを作った余りのうどん粉を、水に溶かして焼いたのがもんじゃ焼きの始まりだと言います。納得いく説です。

ですからうどんの特産地讃岐(香川県)にも、「もんじゃ焼き」があります。戦時中うどん粉でボリュームのある料理を作ろうと考えて、色々な具を入れたもんじゃ焼きが考案されました。


もんじゃ焼きの由来を聞きながら、「海鮮もんじゃ」を食べました。現在の「もんじゃ焼き」は豪華で、文字を書くどころか、具が一杯で謂れのような
食べ物ではありません。


「もんじゃ焼き」から連想して、言葉の由来には面白いものが多いのに気づき
ました。

*けんちん汁
 禅僧 巻繊(けんちん)が中国より伝えた普茶料理です。豆腐や野菜を油で
 炒めて、澄まし汁にしたものです。

・隠元豆(隠元禅師が伝えた)
・孟宗竹(寒中に筍を探して母親に食べさせたという孟子に由来)
・道頓堀(大阪の繁華街、安井道頓→秀吉に仕えて 大阪城や他の土木工事に
  当たる)
・沢庵漬(江戸時代の禅僧・沢庵漬けを創案)
(人名から生まれた言葉の多いことに気づきます。)

*新米(しんまい)
 今年取れたお米のことですが、新人・見習いを指します。正しくは「新前」で、新しい前掛けのことです。新人の小僧さんが着けていました。

*後の祭り
 チャンスやタイミングを逃すことです。京都の祇園祭は、7月17日の「山鉾巡行」が有名です。これを「前の祭り」と言います。翌週24日の還行が「後の祭り」で、山鉾は出ないので「前の祭り」ほど人気がありません。

*えたいが知れない
 正体のわからない者や物に対して使います。「えたい」は「衣体」と書き、お坊さんの衣のことです。平安の頃は、宗派や格式によって衣の色が違いました。ちょっと見ただけではどの宗派かわからないので、正体不明の場合にこの言葉が使われるようになりました。

*匙を投げる
 手のつけられないものを見放す時に使います。昔のお医者さんは、薬を分銅秤で調合していましたが、病気の原因がわからなかったり、手の施しようがなかったりした時は、調合用の匙を投げ捨てて、成り行きを見守ったことから生まれた言葉です。


面白い言葉の謂れ調べも、いっぱいあってキリがありません。
この辺で、匙を投げることにします。