幼児教育を語るひろば

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教育 思いつくままに (1)

25日付朝日新聞教育欄に、「きょうの授業 加工品から生鮮品 広がるニーズ」というタイトルで、東京海洋大学食品冷凍研究室が、不可能と言われてきた生ウニの冷凍に取り組んでいる授業が紹介されていました。

今や冷凍食品は家庭の食卓に欠かせない存在ですが、同大学の教育がそれを支えていることを知り、教育の奥深さ・広さを再認識しました。

東京海洋大学鈴木徹教授の言葉。

学問の世界で諦めはありません。生ウニの冷凍・解凍も「できない」が業界の常識でしたが、粘り強く取り組むことで、もう少しで成功しそうなところまできました。それが研究の魅力でもあります。



改めて、教育について 思いつくままにいろいろ考えてみたいと思います。

精神の解放そして自由を説いたルソーは、エミールの中でこう述べています。

「子供が教育を受けるのは、人間の義務を学ぶためである。」 と。
つまり我々が教育を受けるのは、人のために役立つことを学ぶためなのです。


ともすると人は、自分の権利のみ主張しがちです。でもよく考えると権利と義務は盾の両面で、権利の裏には必ず義務があるのです。

いずれを表あるいは裏と考えるか?  人によって考えが別れますが、世のため人のために尽くすという人間としての義務を果たすことで、権利が生きてくるのではないでしょうか。


世界には多くの国があり、ある時に興り、またある時に滅び去った歴史を持っています。それらに共通なかことは、国民が高い理想を抱いて義務を遂行した時は栄え、理想を失って権利のみ主張した時には滅びました。

今日すべての国が教育に力を入れ、多くの人々が教育を受けようとするのも、目先の利益のみ追求するのでは無く、人間の義務を学ぼうとしているからです。


本当の教育とは、 授業の中で「教師」と「子供」が互いに働き合っていて、しかも
それが一つの目標の元に組織されているというものでなければなりません。

教師の側から眺めると、 この組織の中に教師の「願い」があり、子供たちへの働きかけがあり、しかもそれが一定の「計画」に従っているということが必要です。

一方子供の側から眺めると、教師の働きかけに対する「反応」があり、「行動」があり、「認識の形成」がなければなりません。


子供は十人十色、一人一人ものの見方・感じ方・思い方・考え方・行い方が違います。しかしそれは、それぞれが人間として生きるための大事な要素・基盤です。
能力・適正に応じた教育が求められる由縁です。