幼児教育を語るひろば

幼児教育を語るひろば

幼児の言葉から

今日の朝日新聞の『天声人語』に、「小さな子どもの言葉がいざなってくれる世界がある。」という一文があります。

飛行機雲を見上げて「ひこうきが、お空にらくがきしてる!」。夏の日に朝顔を見て「あさがおってどうして朝だけさくの。ひるまになると小さくなっちゃうよ。早起きしたからおひるねしてるの。」

3歳児が口にしたのを、今井和子さんが著書『子どもとことばの世界』で紹介したものです。今井さんは。心が対象と一つになっている姿が、詩人と共通しているように思えてならないと言われます。

『天声人語』は、フランスでは3歳児から義務教育を始めるという話題を取り上げています。子どもたちの格差を是正するのが、狙いだそうです。

3歳児からの義務教育が、苗木たちを無理にまっすぐにしたり、競わせたりすることがないよう願っていると締め括っています。

そして子どもたちの将来へと続く意欲をどう育むか。日本の幼児教育にとっても課題であると結んでいます。私も同感です。豊かな子どもたちの可能性を抑制するようなことがあってはなりません。


私も、現職時代に子どもたちの言葉を記録したものがあります。
いくつか紹介します。

 (いずれも5歳児の言葉)

* けいどろがたのしかった。ぼくはけいかんの役で、4人つかまえた。ほんとう
  のおまわりさんになったみたい。(男児)

* ゆきこちゃんとはねつきをした。はねが小鳥さんのようにとんでいた。
  (女児)

* くじらのような雲がおよいでいる。まわりにけらいの小さな雲をつれている。
  (男児)

* むさしがわこうえんへ花つみにいきました。お花がぬりえのようにきれいに
  咲いていました。(女児)

* さやちゃんとなわとびをしました。11回もとびました。オリンピックの
  せんしゅのようでした。(女児)

* すなばであなほりきょうそうをした。バケツで水をいれた。いけができたけ
  ど、すぐにきえた。(男児)

子どもは、うまれながらにして詩人なのです。