幼児教育を語るひろば

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免疫力

免疫とは、病原菌や毒素に抵抗する性質が出来ていて、 発病しないことを言います。

比喩的には物事の厳しさや障害に遭遇しても、何回も経験しているので慣れていて、それを乗り越えられることです。言い換えれば、艱難辛苦に出会った時の心的抵抗力が身についていることです。

最近の若い人たちは免疫力が弱いので、勉強でも仕事でも、苦しいとそれに耐えられずにすぐ放り出してしまうと言われます。

その原因は、いろいろ考えられます。

先ず豊かな時代ですから、幼い頃に甘やかされて育ちます。厳しいこと辛いことはみんな大人が代行して、自身が苦労することをあまり経験したことがありません。ですから厳しさや辛さに対する免疫力が、培われていないのです。

その上 成人してからも、あまり先輩や上司から厳しく指導されることがありません。注意・指示・命令・評価・・・  などの機会も少なく、心的抵抗力も身についていません。だからちょっとした事件に出会っても、すぐに学ぶ意欲や自信を失くしてしまうのです。

「わが子に幼いうちから苦労させるのは忍びない」・「そんなに早く競争社会に出したく無い」・「出来るだけ失敗したり負けたりするのは避けてあげたい」・・・   
現代の親心でしょうか?  

不思議なことに苦労した親ほどわが子を憂き世の荒風に晒さずに、温室の中で育ててしまいがちです。子供は、無菌室の中で世間知らずのままに成長します。

「失敗することは怖くないが、苦しさを避け、努力しないで成功するほど怖いものはない。」と、先人は教えます。

「免疫力は、人生経験によって身につく。」 とも言われます。

転んでもよいから、駆けっこをさせてみましょう。そのうちに転んだら起き上がって、再び駆けるようになります。転ぶのに免疫が出来て、再びやり直す力がついてきます。

「石の上にも三年」  少し時間はかかりますが、可愛い子には旅をさせましょう。そして道中の厳しさ・苦しさを体験させて、世の荒波を乗り越える力をつけてあげましょう!


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 弘前のねぶた