幼児教育を語るひろば

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高齢者問題を考える

3月21日付朝日新聞「声欄」の高齢者問題に対する投稿に、何人かの高齢者の反応が紹介されていました。(4月26日付・声欄)

3月21日付の投稿記事は、中学生と高校生の若い人の声でした。(要約)

中学生(15歳)は、「キレる高齢者」が増えている、と言います。
お店で若い店員を怒鳴りつける人・電車で何かに対して怒っている人・道でブツブツと文句を言っている人・・・  彼らはなぜそんなにイライラしているのだろう。 何にイライラしているのだろう。 
キレる高齢者にどう対応すればよいか?  と、問いかけています。

高校生(18歳)は、どうしてお年寄りは、病院に集まるのでしょうか?  「診察は終わったけど、ここ(病院)にいる。」と、話すお年寄りもいました。「病院にいるお年寄りは元気だ。」と、誤解されてもしかたないようなことをしていませんか?  と、訴えています。

確かに現状は、高齢化社会です。そして、高齢者が色々と問題を起こしています。高齢ドライバーによる死亡事故など、そのよい例です。

他にも認知機能が低下した高齢者たちが、事故を引き起こしたり、事故に巻き込まれたりしています。


若者たちの声に対する高齢者の声が、紹介されていました。(4月26日付・要約)

73歳女性
高齢者になると、 つらいんです・暇なんです。キレる年寄りも、話し相手がほしいんです。自分にイライラしてるんです。

85歳女性
高齢者は何をしてもいいとは思いません。 でもお国のために働き続けてきた私たちの言動を、少し大目に見て頂けないでしょうか?

74歳男性
高齢者になって分かったことは、頑固になったこと。 自分を失う恐怖との闘いなのです。 加齢と共に体が動かなくなったが、今まで築いてきた自分自身を失いたくありません。
主体性を失うことは、生きる意欲を失うことを意味します。 それは恐怖です。 それが「キレる」という現象を生んでいるのでは?

86歳男性
迫り来る「死」が、根底にあります。 死を意識することから、イライラする人・病院でたむろする人・スポーツや読書にはまる人・宗教などで悟りを開く人が、出て来るのでは?
高齢になると、若さと元気でカバーできていた「弱さ」が、表面化します。


大阪大学大学院教授・佐藤真一氏は、次のように考察しています。(要約)

年を取るごとに、脳の前頭葉の機能が低下するため、理性で強い感情を抑制するのが難しいことがあります。複数の情報を同時に処理することも困難となり、周囲に配慮する余裕がなくなる。それで高齢者はキレやすく自己中心的だと映るのです。体と心の変化を理解するようにと、説かれています。


私も立派な高齢者ですが、自分はどうでしょうか?
心身の衰えは、確かに感じます。でも自分では、キレる年寄りだとは思っていません。小さな会を主宰し、ボランティア活動にも参画しています。 他から批判されるようなこともありません。 前向きに社会奉仕活動の場を求めて、行動しているという自負もあります。
と、自分なりに気をつけていますが・・・

でも、病院通いは多くなりました。 検査の度に、新しい疾患が見つかったりします。 無理やり病院に呼ばれる状況でもあります。 いずれにしても、病院通いで他に迷惑をかけないようにしなければ・・・ と、自戒しています。