幼児教育を語るひろば

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春分の日 あれこれ

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公園で見つけた春  ( はり絵・義妹作 )


きょうは、春分の日らしい穏かな陽気でした。春のお彼岸の中日です。「暑さ寒さも彼岸まで」と、言われます。寒い冬が去って、いよいよ春の幕開けです。「彼岸」は仏語で、仏教では現世を「此岸」、悟り(涅槃)の境地を「彼岸」と言います。

太陽が真西に沈む日なので、仏教では極楽浄土は西方にあると教えます。日本の多くの家庭では、墓参りに出かけます。無信心な私も行ってきました。日本人の生活習慣になっています。

母が生きていた頃は、この日におはぎを作ってくれました。もち米のおにぎりを小豆でくるんでくれるのですが、時にはヨモギの新芽を入れた草餅の時もありました。春のお彼岸に作るのは 「ぼたもち」で、秋のそれは「おはぎ」と呼ぶと教わりました。

ぼたもちは、先ず仏壇に供えてお祈りしてから食べるのを許されました。自然と、宗教行事を大事にすることを習慣づけられたのです。

暦を見ると、年間を通して色々な行事があります。多くが、宗教と関わりのあることに気づきます。行事と宗教は、車の両輪のようなものです。車を動かすのは、季節です。

正月の諸行事は、新しい神様を迎えその年の豊作を願うと共に、一年間の息災を祈るためのものです。

節分の行事は、冬から春へと移り変わるのを祝うもので、農耕民族の日本人にとっては特に大事な行事です。

花祭り(灌仏会)は、お釈迦様の誕生日を祝うものですが、植物が生き生きと育つ時期と重なります。

盂蘭盆会は(祖先の霊を供養する仏事)7月13〜15日ですが、本来は旧暦で行われたものなので8月になります。実りの秋を迎える前の農閑期でもあるので、各地で盂蘭盆会に関わる行事が営まれます。

*ねぶた (8月1〜7日・青森)   *竿灯 (8月5〜7日・秋田)
*仙台七夕 (8月6〜8日)   *阿波踊り (8月12〜15日・徳島)
*大文字送り火 (8月16日・京都)
    などは有名。

欧米でも行事と宗教は、季節と関わって誕生していることがわかります。

イースター(復活祭)は、春分の日以後の最初の満月の後の日曜日に行われます。やはりこの時期に、生命は息吹くのです。

クリスマス(12月25日)は、北欧の冬至祭りに近い日です。日照の少ない長くて寒い冬ごもりの生活から目覚めて、いよいよ活動する時期と合わせたのだと思います。

春分の日を、1年の始まりとする国もあるようです。私も「こたつの生活から抜け出さなくては!」 と、心を引き締めました。