幼児教育を語るひろば

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幼児教育で大事にしたいこと(4)

(4)探求心(探索心)
探究心という言葉もありますが、幼児期は探求心だと思います。まだ究めるほどでは無く、求める程度です。

子どもは2歳になると、見るもの聞くもの「これなあに?」・「あれなあに?」と、質問して来ます。そして半年も経てば、「なぜ?」・「どうして?」と、原因や根拠を正すような質問に変わって来ます。

探求(探索)心は、本能的な能力です。生きるための、生理的な欲求から生じる行動です。原始時代の人たちは、自然を探索して食べ物を探し求めました。同時に、安全な生活の場を探しました。

探求の過程で原始人たちは、自然の豊かさに感動し、不思議さに畏敬の念を抱いたことが推測出来ます。また自然界には、危険が一杯あることも知りました。そして危険を判断し、安全な行動を取る術も身に付けました。探求心は、自己防衛につながる行動でもあったのです。

人類は、さらにより良い生活環境を求めてイメージを広げ、自然界の多様な事象を探索しました。やがてそれは想像力を豊かにして 創造力として育ち、人類の進化に役立つようになったのです。幼児期の探求心の因って来るところです。

幼児期は、一つの発見や体験だけでは満足しません。常に新しい発見・体験を目指して、探求活動を続けます。そして幼児期の探求心は、成人になるまで衰えません。むしろだんだんと詮索好きになって行きます。探究心に変わって行くのです。人類の進化の秘密が、ここに隠されています。

とは言っても最近の子どもたちは、探求(探索)本能が退化してきています。それならば、どうしたら探求心に火をつけることが出来るでしょうか?  何よりも、子どもたちを外へ連れ出すことです。そして自然と触れ合う機会を多く持たせることです。

昔はガキ大将がリーダーになって、子どもたちを探検ごっこに連れ回してくれました。それに探索する自然は、都会にも一杯ありました。いま都会では、それが皆無の状態です。

そこで、公園・動物園・水族館・植物園・・・ などを利用することになります。それらの施設を利用した時も、出来れば植物採集や昆虫採集が可能な場所・小動物と遊べる場所を探しましょう。いずれにしても戸外へ出ると、探求活動のヒントが見つかります。子どもたちを外へ連れ出して、探求の喜びを味あわせてあげて下さい。