幼児教育を語るひろば

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幼児教育で大事にしたいこと(3)

(3)社会性
と言っても幼児期に伸ばしたい社会性は、そんなに大げさなものではありません。人と(友だちと)関わる力をつけることです。そして集団生活に慣れることです。

人間的な成長を遂げるには、幼児期に人と関わる力を育てることです。特に友だちづくり・友だちとの触れ合いは、無くてはならない大事な経験です。

前回も遊びが子どもの生活を支えると書きましたが、遊びが十分で無いと友だちは出来にくいものです。

幼稚園・保育園に入園すると、はじめ子どもたちはお互いに強い関心を示します。そしてすぐに話しかけたり、中には手を出してつつき合ったりします。それが遊びのきっかけになります。

遊びを通して共感し合ったり反発し合ったりしているうちに、「友だちはいいものだ」と、感じるようになります。やがて好きな友だちが出来て、友情が芽生えます。

お互いにまだ自己中心時代ですから、ケンカは絶えません。認め合うとか譲り合うとか、この時期には見られません。でもだんだんと自分と友だちの立場の違いが分かるようになり、相手の立場を認めるようになってきます。そして友情が深まります。

幼児期には集団生活の果たす役割が大きいのですが、集団が怖い・仲間に入れないという子をよく見かけます。親が過保護だったり、一人っ子だったりした場合に多いと言われます。

そんな子はせっかく幼稚園や保育園に入園しても、いつも先生の側につきっきりですから、益々友だちが出来ません。集団生活をさせてみると、その子の自立度が分かるのです。

子離れ親離れが出来ていない子・精神的に集団生活を怖がる子などは、意図的に自立を促す指導が必要です。「獅子の子落とし」ではありませんが、大人の手元から放す工夫が必要です。幼稚園・保育園の先生と相談して、その子に合った集団生活の楽しさを知る方法を考えましょう。

集団生活で育つ社会性は、生活習慣を含めて色々あります。何よりも人間関係のあり方・言葉の発達・社会的マナー(道徳性)の獲得・リーダーシップの育成・・・ などが、自ずと身に付いてきます。