幼児教育を語るひろば

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大晦日

光陰矢の如し、歳月人を待たず。今年も大晦日(除夜)になりました。北国は吹雪いているようですが、東京は比較的穏やかです。元旦は初日の出が拝めそうです。

子どもの頃、夜更かししていると「早く寝なさい」と叱られました。でも大晦日だけは、いつまで起きていても許されます。それが嬉しかったのを、今でも覚えています。

親は正月の準備などでまだ動いていましたが、子どもたちは炬燵に入って、除夜の鐘が鳴るのを今か今かと待っていました。今ならNHKの紅白歌合戦でも見ているのでしょうか?

正月準備が一段落した頃、母親が「年越しそば」を作ってくれます。「そばのように長く幸せに暮らせるように」と、母が話したのを思い出します。わが家はなぜかニシンそばでした。両親が東北(福島県)の出身だったからかも知れません。

そばが珍重される訳は、他にもあります。金銀細工の職人が、年末仕事場に散らばった金箔や銀箔を、そば粉を粘土状に練ったものに付着させて集めたので、縁起が良い食べ物とされました。

除夜の鐘が鳴り始めると、近所のお寺と神社へ家族揃って初詣に行きました。
お寺さんではお坊さんが鐘をつく様子を見ながら、大人に真似て煩悩を絶つため合掌しました。それから隣接する神社に詣でました。神社には大きなかがり火が炊かれていて、親はその火を戴いて家に持ち帰りました。それで家のかまどの火を改める風習がありました。

初詣から帰ると、家族で新年の挨拶を交わしました。そして子どもたちがお年玉を貰うのがしきたりでした。定かではありませんが、金額は5円くらいだったと思います。

そして新年を迎えると、家族揃って屠蘇(とそ)を飲み、雑煮を食べました。
屠蘇は容器があって、水引がかけてありました。子どもにはおいしいものではありませんし、アルコールも入っていたので飲むまねごとだけでした。
雑煮はすまし仕立てで、餅は切り餅でした。両親の出身地の影響でしょうか?

いずれにしても除夜から新年にかけては、家族全員が集う団らんのひと時でした。2013年の大晦日に、昔を偲んでいます。