幼児教育を語るひろば

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新学年スタート

満開の桜を背に 「勉強頑張ります!」と、小学1年生になる子が、テレビのインタビューで元気に答えていました。

4月に学校を始めると決めたのは誰だか分かりませんが、日本の風土にマッチしていると思います。穏やかで人の気持ちも和む季節ですし、万物が生き生きと息吹いて来るのを感じます。

いくつかの大学では、9月始業を考えています。グローバル化への対応や、4月始業だと受験が寒い時期と重なって支障があると言うのです。

でも せめて小・中・高校ぐらいは、現行のままにしておいて欲しいと思います。グローバル化も寒さ対策も、4月始業でも十分対応出来ると思うからです。9月始業になれば、今度は猛暑と受験が重なってしまいます。

話を戻しますが、幼い子どもたちも 学校は勉強する所と教えられているようです。だから可愛い1年生の口から、「勉強頑張る!」 という言葉が出てくるのです。ただ、勉強 イコール教科の成績(偏差値)、とならないように気を付けましょう。狭義の頭の善し悪しだけを追うようになったら困ります。

「勉強頑張る!」の真意は、学校での活動に積極的に取り組んで、豊かな社会性を身に付けるということなのです。頭の善し悪しだけを気にしていると、社会生活で必要な知識や技能は身に付きません。


「勉強ができるかどうかは、頭のよしあしではなく、勉強ができる環境があるかどうかによります。学校まかせにしないで、小さい頃から家庭に環境をつくるのが親の仕事です。」 (菅原裕子著・「子どもの心のコーチング」・PHP文庫発行より)


小学校1年生になる子の一番の心配は、「友だち出来るかな?」 です。幼稚園・保育園の時代から心配しています。そのための歌まであるくらいです。

小学生ばかりではありません。中・高生でも 「学校で何が一番楽しいか?」 と聞くと、「友だちと話したり、色々なことを一緒にすること。」 と答える生徒が、圧倒的に多いのです。本音は、勉強より友だちです。

現代っ子は、少子化のため人間関係が希薄だと言われています。家庭も核家族化して小規模ですし、地域社会での付き合いも密ではありません。ですから友だちをつくるということは、子どもたちにとってとても大変なことなのです。

友だち選びの基準は、気の合う子・親切で思いやりのある子・自分を理解してくれる子・趣味が同じ子・慰めたり励ましたりしてくれる子・・・・ などです。

でも友だちというのは、相手を選ぶと同時に相手からも選ばれなければなりません。一方通行や片思いでは、友だち関係は成立しません。

友だちがいない学校生活は寂しいものです。新1年生の子どもたちに、素敵な友だちがいっぱい出来ることを祈っています。

 新学年のスタートを祝して!