幼児教育を語るひろば

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相成らぬことは相成らぬ

大河ドラマ 「八重の桜」でも紹介されましたが、表題は旧会津藩学舎 「日新館」の館則です。 今でも会津地方の学校では、校則として取り入れているところが多いと
聞きます。

教育は自己確立出来る人間を育てるのが、大切な目標の一つです。 その第一歩は、自己抑制の出来る子どもになるかならないかにかかっています。

このことは古今東西同じで、人類共通の願いのようです。イギリスのイートン中学校の校則にも、「成さねばならぬことは成せ 成してならぬことは成すな」 というのがあり
ます。

子どもたちは、外部からの様々な刺激・影響を受けて育って行きます。
玉石混交・功罪相半ばするのが浮き世です。伸るか反るか、物事うまく行くか行かないか? やってみなければ分かりません。
いずれにしても結果にこだわらず、自ら学ぶことによって、人間は成長し発展して行くのです。

教育は、学校だけで行われるものではありません。子どもたちが関わりを持つ全ての人間関係・彼らが所属する地域社会とそこでの自然事象も含めて、教育は成り立っているのです。

望ましい社会人となるためには、人生全体を通して自己の可能性の実現に挑戦しなければなりません。 自己の人間形成に対する強い意欲や態度を啓発することこそ、
教育の重要な責務です。

「相成らぬことは 相成らぬこと」 は、実践的示範の合い言葉であると共に、会津藩の精神的支えでもあったのだと思います。