幼児教育を語るひろば

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幼児教育雑談

幼児教育は、人生の基礎を築くものです。人生の智・徳・体、全てを学びます。
家庭・地域社会・幼稚園・保育園・・・ などは、その学びの場です。

「門前の小僧 習わぬ経を読む」と、言います。
私たちは、環境や接している周囲の人たちの影響を受けやすいということです。
ましてや幼児は、砂地が水を吸い込むように、易しいことも難しいこともすぐに吸収
して身に付けます。

だから、放っておいてよいというわけではありません。
朱に交われば赤くなるように、交際する友人や環境によって、良くも悪くも感化され
ます。類は友を呼ぶです。

「桃李もの言わざれども 下自ずから蹊を成す」 と言われるように、桃李 (モモや
スモモ)は何も言わないが、その花の美しさには人が惹かれて集まります。
人が集まれば蹊(道)が出来るように、立派な人の元には、その人を敬い慕う人が
沢山集まってきます。考え方や趣味が同じ人は、気心も合い、仲良くなれます。
幼児教育のコツでもあります。

ロバート・フルガムは、「人生の知恵は、大学院という山のてっぺんにあるのではなく、
幼稚園の砂場に埋まっている。」と説きました。
「なんでも皆で分け合うこと、ずるをしないこと、使ったものは必ず元のところへ戻すこと、散らかしたら自分で後片付けをすること、人の物に手を出さないこと、・・・・ 」 
全て幼稚園の砂場で学んだと、彼は言います。

幼児は草花がしおれていると、「のどが乾いたのね。可哀そうに!」 と話しかけます。茎が折れたりすると、まるで自分が骨折でもしたように痛みを感じます。
ボールを蹴ったら、ボールが痛いのでは? と、心配します。アニミズム的な考え方は、幼児が大人になるまでの大事な思考過程です。人は幼児期に他人を思いやり
他人の痛みを感じ取るという、大切な心情が育つのです。

「命あっての物種」と言います。体そのものが丈夫であるためには、体質・体格・体力がよく調和し、よい状態に保つ努力が必要です。

体質は、先天的なものと、後天的に自ら作り上げて行くものの総和です。体格は、
バランスの取れた生活によって作られます。特に衣食と運動のバランスです。
体力は、体質や体格を基礎に、それらと互いに関係し合って作られます。
特に遊びが、大きな役割を果たします。遊びで自分の体を使いこなすことで、
体力がつきます。

子どもは、大人のミニチュアではありません。子どもはわがままで、自己中心的
です。いたずらでさわがしく、きまりごとを平気で破ります。
だから早く常識を教えて、社会性を育てようというのが幼児教育ではありません。 

わがままな時期の子どもの姿を否定すると、子どもの順調な発達を妨げることにも
なりかねません。子どもは、本来気まぐれで自己中心的です。大人は自分の気ま
ぐれには寛容ですが、子どものそれには厳しくありませんか?

子どもは自分勝手で、平気で約束を破ります。 矛盾に満ちているのが、子どもの
世界です。大人は、意外と子どものことを知りません。
幼児理解があって、幼児教育が始まるのです。