幼児教育を語るひろば

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第二反抗期

ご近所のHさんとの立ち話から

「中学3年になった息子のTが、反抗的になってきた。どう対応したら良いか?」こんな相談を受けました。
13~17歳(青年前期)は、第二反抗期と言われます。ただこれはあくまでも子どもの成長モデルであって、誰にでも当てはまるわけではありません。

青年前期(思春期に差しかかる頃)になると、なぜ反抗するようになるのでしょうか?
原因は、色々あります。

 *大人の知恵がついてきた
 *自我が目覚めてきた
 *情緒が不安定になってきた
 *社会的意識が育ってきた
 *主観的・観念的な考え方が強くなってきた
 *理想を追うようになってきた 
 (反面否定的な思考・行動も目立つ)
 *進学・就職など将来に不安を抱くようになってきた
 (自信喪失や劣等感で悩む) ・・・・など

この時期の反抗は、「認めて欲しい・受け入れて欲しい・助けて欲しい・・・・」 
というサインだと考えましょう。

T君は、中2までサッカー部のキャプテンとして活躍していました。 中3になったら、
キャプテンは2年生に譲りました。3年生は相談役程度で、受験勉強に本腰を入れ
なくてはなりません。彼にすれば、寂しいことです。

T君は1月から進学塾に通っているので、今までのように好きなサッカーが出来ない
だけで無く、受験の不安も募って来るようになりました。それも、彼の不満となってい
ます。気持ちがイライラして、怒りやすくなるのも肯けます。

中3くらいの子どもたちが第二反抗期を迎えるわけは、このように高校受験も大きく
関わっています。そして殆どの子が、軽度の内的適応障害を起こしているのです。
反抗が高じると「自分はダメだ!」と、自罰行為(自傷行動)に走る子も出てきますから、注意が必要です。

反抗は助けを求めているサインと言いましたが、どうやって助けたら良いでしょうか?

反抗している子どもを支えるのは、やはり両親です。いつも両親が側にいてくれると
いう安心感が、子どもの心を安定させます。特に男子の場合は、父親の存在が大き
な力になります。
基本的には、次のような援助を考えましょう。
 
 ・子どもの能力・適性を認める
 ・話を聞いて相談にのる (経験を活かして助言する)
 ・子どもと一緒に遊ぶ・共通の体験をする
 ・子どもの気分転換を図る 

T君の場合、彼の良さを認めるのはサッカー部の活動が一番です。でもそれが無理になったので反抗しているわけですから、学校外でのスポーツ活動を考えてあげたり、サッカーの観戦に連れ出したりしてあげると良いと思います。


話は変わりますが、小学校の理科で習う「電気抵抗」の話です。

電池の両極を導線で結ぶと、強い電流が流れます。然し導線の途中に豆電球をつなぐと、はじめほど強い電流は流れません。
子どもの反抗が強い時は、豆電球役のものを考えてあげましょう。

電気抵抗の大きさは、物質によって違いますが、同じ物質でも、その太さや長さが違うと、抵抗も違ってきます。また太さや長さが同じ導体でも、温度によって抵抗が違うことがあります。
人間も、人によって反抗の程度は違います。また同じ人間でも、環境によって反抗の仕方も違ってきます。

抵抗のつなぎ方によって、全抵抗が変わります。直列つなぎにすると、各抵抗値の和になります。並列つなぎにすると、電流はそれぞれの抵抗の中をわかれて流れるので、全抵抗は一つの抵抗の抵抗値よりも小さくなります。
子どもの反抗も、人間関係でずいぶん変わります。親子関係・学校や地域での人間関係を大切にして、反抗無用の付き合いを心がけましょう。