幼児教育を語るひろば

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送る月日に関守無し

まことに光陰矢の如し、歳を重ねると月日の経つのがアッと言う間です。
その上、きょうは何月何日の何曜日かさえ分からなくなりますから厄介です。
海上自衛隊では、旧海軍時代から金曜日の夕食はカレーライスと聞きました。
私も真似て、カレーの日でも作ろうかと思うこの頃です。

今年の日本列島は、地震・津波・台風と、自然災害に苛まれた1年でした。
私の両親の実家は、福島県白河市の近くです。多くの親族が、今でも白河市近辺で生活しています。今回の大地震で多くの親族の住居は、屋根が落ち壁が崩れ、多大の被害を受けました。

ところが両親の実家である本家の古い家屋は、どちらも無傷でした。お陰で分家の
親族たちは、しばらくの間本家に身を寄せて、避難生活を営むことが出来ました。
古い建造物は、先人の知恵によって立地条件に適した造りになっているのです。

許せないのは、原発事故です。
先日政府の事故調査検証委員会が、事故の中間報告書を公表しました。
報告書は、被害の拡大防止について次の四つの問題点をあげ、いずれも不適切
・不十分だったと指摘しています。

 1、事前の過酷事故対策
 2、現場の事故対応
 3、政府の事故対応
 4、被害拡大防止

事故は、起こるべくして起きたということです。
当事者の東電は、「想定外の天災」と主張してきました。然し報告書では「東電の
自然災害対策は、極めて不十分。」と、切り捨てています。

「ハインリヒの法則」という、災害に関わる法則があります。
「一つの大災害の陰には、29の小さな事故と、300の犠牲も無くて済んだ事故の
卵がある。」というものです。事故の卵こそ、事前の過酷事故対策につながります。
事故の卵や小さな事故が重なって、取り返しのつかない大事故が発生するのです。


話は逸れますが「犠牲」という言葉には、牛篇がつきます。
昔から牛は、人間社会に大変貢献しています。物資の輸送や農作業の手助けを
してきました。牛肉は、現在の私たちの生活に欠かせない食材です。他の動物の
追随を許さない存在です。

「犠」も「牲」も、「生けにえ」という意味です。人間と一番関わりの深い牛が、最上の
生けにえに選ばれたのも肯けます。

犠牲の多かった大震災です。でも現地の人たちは、懸命に復興へ向かって頑張って
おられます。 「滄海変じて桑田と成す」、 新しい桑田を取り戻すため、新しい年の
第一歩を踏み出しましょう!