幼児教育を語るひろば

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菊花の宴

小菊

 起き上がる菊 ほのかなり 水のあと  (芭蕉)

  わが家の菊は、放ってあるので寝てしまっています。支えをしなければ、
 と思いながら水を遣りました。



重陽の節句(旧暦9月9日)は、「菊花の宴(菊の節句)」とも言われます。
(これに対して旧暦10月には、「残菊の宴」があります。)

菊の香りと気品の高さは、古くから人々に愛されてきました。
菊は邪気を払い、延命効果もあると信じられています。

この日には、酒に菊の花びらを浸して飲む習慣があります。「菊酒」と言います。
毎年、菊の花が盛りの頃、元同僚のT先生から菊酒の宴に招かれます。
今年は11月11日の満月日、残菊の宴になりました。
T先生は、床の間に秋の七草を飾り、月見団子まで供えていました。
なかなか風流な趣きです。
そして栗ご飯と、「もってのほか」でもてなしてくれました。
「もってのほか」は、東北地方で作られる食用菊の酢の物です。
食用菊は見かけによらず美味しいので、「おもいのほか」とも言われます。
菊づくしの一晩を楽しみました。

 陶然として 共に菊花の杯に酔わんと欲す  (崔曙)