幼児教育を語るひろば

幼児教育を語るひろば

共感性

このブログでも、教師の資質について色々書いてきました。ある時は指導力について・ある時は専門性について・ある時は情熱について・・・・ と。

教師の資質として求められることは、たくさんあります。何しろ人間と関わる仕事ですから、それだけに中身も濃いし、期待も大きいのです。
きょうは、教師の資質として欠くことが出来ない「共感性」を、取り上げてみます。

「先生、お空がきれいだよ!」
「ほんとう、青い空に白い雲がぽっかり浮かんで、絵のようね。」

「先生、この手提げ袋可愛いでしょう?」
「可愛いね。お母さんが作ってくれたの? 素敵だね。」

「先生、頭が痛い・・・」
「風邪かな? 心配だから熱を測ってみよう・・・」

幼稚園(保育園)では、先生と子どものこんな会話をよく耳にします。
相手の気持ちを分かろうとする・相手の気持ちになる・相手の気持ちが分かる・・・・ 共感性の基本です。
幼稚園教師(保育士)の、一番大切な姿勢です。

子どもがいま何を考え・何を求め・どんな心情でいるのかが分からなければ、幼児の指導は出来ません。
このことは、何も幼児教育に限った問題では無いと思います。小・中・高の教師にも
求められる資質です。

小~高校では、「授業が分からない・つまらない」という児童・生徒が増えています。理由は色々言われますが、個に応じた指導が行われていないことも、その一つです。

個に応じるというのは、教師と子どもの共感し合う関係があって成り立ちます。子どもの欲求・悩み・つまづき・・・  そんな気持ちに気づかないで、子どもに分からせよう、あるいは逆に子どもから理解してもらうことなどは、とても叶いません。

知識の詰め込みや受験指導に追われると、個に応じた指導がどうしても疎かになります。すると子どもは、授業が分からないだけでなく、先生の気持ちも分かりません。
相手の気持ちが分からないということは、共感性を否定することです。 この段階で、先生と子どもの人間関係も成立しません。もちろん教育活動も、成立しません。

子どもが学校嫌いになると、もっと親と教師が連携するようにと言われます。然しもっと大事なことは、子どもと教師のドッキングなのです。
子どもの気持ちを認めること・理解することが、共感の第一歩です。それを子どもとの話し合いの手がかりにして、子どもとの人間関係をしっかり築いて行きましょう!


共感し合う関係が、優しさや思いやりの心を育てています。