幼児教育を語るひろば

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学校に必要なもの

昨日の朝日新聞夕刊には、アフガニスタンの学校のことが載っていました。
「2001年のタリバーン政権崩壊後、国連や海外のNGOなどがアフガン各地
に学校を設立したが、欧米諸国への反発から、多くが脅迫や攻撃で閉鎖に
追い込まれてしまった。」という内容です。

そこで日本のNGO「ペシャワール会(福岡市に本部)」が、イスラム教のモスク
に併設して「マドラサ(神学校を意味する)」という施設をつくりました。
そして、その活動を紹介していました。読み・書き・そろばんを教える寺子屋の
ようなものと、同会現地代表の医師中村哲氏は話しています。


「学校」ではなくイスラムの伝統にのっとった「マドラサ」にしたのは、アフガン
の人々の心を汲んでのことだと思います。でもこの「マドラサ」も、立派な校舎
があって教育環境が整っているというわけではありません。天気がいい日は
「青空教室」だと、写真入で紹介されていました。

以前ユニセフニュースに、「学校に必要なもの」という記事がありました。
学校に必要なものと言えば、まず校舎と教育に関わる施設設備です。日本の
場合は、全国どこへ行ってもこれが完備されています。ですから学校に必要
なものを強いて探せば、よい人材(教職員)・よいカリキュラム(指導計画)
・よい教材教具でしょうか・・・・ それに予算が伴えば、文句無しです。

ところが途上国となると、校舎も机も教科書もありません。水のみ場もトイレも
無いのが、殆どです。先生も足りません。鉛筆やノートもありません。これでは
学校として成り立ちません。

それでも途上国の人々は、教育の大切さ・必要性を痛感しています。
人々は貧しい中でも何とか学校をつくり、子どもたちが安心して学べる場を確保
したいと努力しています。

ユニセフニュースでも、広場に丸太を置いただけの、モザンビークの学校が紹介
されていました。 貧困のため就学率はまだまだ低いのですが、それも少しずつ
向上しているとのことです。

現在小学校へ行けない子どもは、世界で1億100万人もいます。
ユニセフと世界銀行は、学費の無料化を進めています。「子どもの権利条約」でも、
「全ての子どもが教育を受ける権利を持つ」と謳っているのです。

途上国で学校に必要なものを完備する道のりは、まだまだ遠いようです。世界中の
子どもたちに、よりよい学校を提供できるよう私も微力を尽くしたいと思います。