幼児教育を語るひろば

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年長児の運動能力

久しぶりに裏の公園から、子どものかん高い声が聞こえてきました。出てみると
ご近所のIさんが、お孫さん(男児)とボールを蹴って遊んでいました。
ここ2~3日、東京はサクラが咲く頃のような陽気です。

私に気づいたIさんは、「休憩!」とお孫さんへ声をかけて近寄ってこられました。
でもお孫さんは、休憩無しで一人でボール遊びを続けていました。

Iさんと二人で陽だまりのベンチに腰を下ろすと、「昨日から、遊びに来ています。
4月から小学生ですが、この年齢はどのくらいの運動能力があるのですか?」と
質問されました。

Iさんは、私が幼稚園に勤めていたことを知っています。そこで昔取った杵柄では
ありませんが、年長児の特徴について薀蓄を話して聞かせました。

4~5歳児になると、運動神経も能力も急速に発達します。だから体を動かすのが
自然で、色々な運動に挑戦します。
遊具や施設を使っての遊びも、好むようになります。

この年齢になると、一人遊びから友だちとも遊べるようになります。反抗期を卒業
して、他人の気持ちが思いやられるようになるからです。

幼稚園・保育園には、砂場・滑り台・遊動木・ブランコ・シーソー・ジャングルジム
・跳び箱・・・・ などがあります。子どもたちは、それらを奪い合って遊んでいます。
特に年長児には、人気があります。

遊具や施設を使わない遊びも、活発になります。
かけっこ・リレー・相撲・鬼遊び・リズム遊び・模倣遊び・・・・ など、体を動かす
遊びはどれも好きです。

かけっこは速い遅いはありますが、50メートルくらいは走りきります。坂を駆け
上がったり、高いところから飛び降りたりもします。
腕力や脚力もついてきますから、ドッジボール・キックボール・サッカーなどの
球技も出来るようになります。
これらの運動能力は、4~5歳になると急に伸びてきます。

ただこの頃は、運動と休養のバランスを取ることが出来ません。つい熱中して休憩
しないので、疲労がたまってしまいます。注意しましょう!

年長児になると、ゲーム化された運動を好みます。ですからグループでの遊びが、
多くなります。友だちと協力することや、自分の役割分担も覚えます。社会性が、
育つ場にもなります。勝敗にこだわり、喧嘩もします。然しすぐに仲直りしたり
忘れたりるので、大人が干渉する必要はありません。

遊びについては、子どもと話し合うことが大事です。
ルールを理解して守ること・遊具や施設の使い方を理解すること・危険防止や安全
な遊び方について理解すること・・・・ などを話し合って、楽しく遊ぶにはどうした
らよいかを考えさせます。

運動が活発になると、事故も増えます。だからと言って事故を怖がって遊ばせないと、
運動能力が育ちませんから逆効果です。
これからは、気候もよくなります。子どもたちを、外へ連れ出しましょう。子どもた
ちは外へ出れば、必ず跳びまわるのですから・・・・

日向ぼっこを兼ねながら、Iさん相手に年長児の運動能力を中心に講義してきました。