幼児教育を語るひろば

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ゆがんだ人格

大阪の個室ビデオ店で放火した男は、「生きているのが嫌になった」などと供述して
いるようです。秋葉原の殺傷事件もそうですが、こんな台詞で人を殺める事件が後を
絶ちません。今回もこの男が火をつけたために、15人が命を奪われ 10人が負傷し
ました。

いまや宿泊施設化していると言われる個室ビデオ店の防火設備や対策を、しっかり
と究明して欲しいと思います。 またネットカフェや個室ビデオ店に対する行政側の
調査や指導が、どうだったのかも明らかにして欲しいものです。


最近「生きるのが嫌になった」という声が、多く聞かれるようになりました。(特に若者
から) 自殺者数の増加も、それを裏付けていると思います。 それは生きる希望を
見失っている人が、多いということに他なりません。

何故生きる希望を見つけられない人が、多いのでしょうか?

貧困・格差社会・事業の失敗・借金・人間関係・負け組み・病気・孤独・失恋 ・・・・ 
原因は、色々あると思います。これらは殆ど他人が口を出したところで、解決できる
ものではありません。

私は今回のような事件が起きる度に、幼児期の家庭に問題があったのではと推測
します。 なぜなら従来の事件でも原因を掘り下げてみると、必ず幼児期の家庭に
問題が存在していましたから・・・ それは子どもの成長が(人間の成長が)、連続
しているからです。

家庭は子どもの人格を形成する場、と言っても差し支えありません。勿論学校へ行く
ようになれば、先生・友人・周囲の人々の影響を受けるようになります。でも基本的な
ものは、殆ど家庭で形づくられてしまいます。だから幼児期における家庭の雰囲気・
子育てのあり方が、とても大事な役割りを担うことになるのです。


*両親から真の愛情を注いでもらったことが無い子どもは、将来人を愛することなど
 出来ません。

*夫婦仲が悪い家庭に、温もりはありません。喧嘩・口論が絶えないと、それを見て
 育った子どもは、何事も暴力で解決するようになります。

*褒められたことが無い・認められたことが無い、そんな子どもは感情を表現しない
 無感動・無表情な人間になります。

*「ありがとう!」という言葉が聞かれない家庭で育つと、感謝の気持ち・思いやりの
 気持ちは育ちません。

*両親の生き生きと働く姿を見ない子は、意欲的に日々を送る人間にはなりません。

*社会的なルールやマナーを守らない親の姿は、子どもの不信感を増し親を信頼しな
 くなります。



親の因果は、必ず子に報いるものです。子どもを見れば親が分かるし、親を見れば子
が分かります。「たかが子ども、こんな程度なら影響は無いだろう・・・」などと考えるの
は、大きな間違いです。

子どもは親に対して注意はしませんが、親の生き方をじっと見ながら育っています。
特に両親の笑顔からは、健康で生きよう! 幸せに生きよう! 誠実に生きよう! 
美しく生きよう! ・・・・ ということを学んでいます。

もう一度繰り返しますが、人格は家庭でつくられます。 まともな人格も ゆがんだ
人格も、どんな雰囲気の家庭を築くかに懸かっています。