幼児教育を語るひろば

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自民党総裁選 (番外編)

友人のMに勧められて自民党元幹事長中川秀直氏の著書 「官僚国家の崩壊」
(講談社発行)を読み始めたら、タイミングよく? 福田首相の突然辞任表明が
ありました。そしてすぐに自民党総裁選びのレースが、スタートしました。

いつの間にか候補者が、4人・5人と増えてきます。マスコミも連日彼らを追い回し
て、私たちの興味関心を煽るように報じます。 政権投げ出しで受けたダメージを
拭うための、自民党の演出という声もありますが・・・・

でも野次馬的な見方をすれば、自民党の総裁選そのものも面白くなるし、対民主党
小沢代表との対決も見ものです。


話を戻しますが、正直言って中川氏にはあまりよい印象を持っていません。本の題名
も、選挙目当てぐらいに思っていました。しかし友人のMは、 「自民党幹部としては
厳しい官僚批判だし、上げ潮派と言われるわけもよく分かる・・・・」 と言うものです
から、つい目を通すことになりました。

著書の中で中川氏は、1990年の選挙で破れた時に 知人から貰った書画の言葉に
励まされて立ち直った体験が、「上げ潮」政策の礎になていると書いています。
そして 「天命民意」という言葉で、その政策への意気込みを語っていました。

彼は前身が日本経済新聞社の政治部記者というだけあって、よく調べて書いている
のが分かります。そして各地での取材体験等を、効果的に取り入れていました。

この本の評価をするつもりはありませんが、共感できた内容を一つだけ紹介します。
第八章 再び「日昇る国」へ の中の 沖縄にあった日本の進むべき未来 から)

沖縄の魅力のもとは 「ゆいまーる」という助け合いの精神であると思うと、中川氏は
言います。 (以下彼の文から)

「人間を原子化してはいけない、人間のつながりが大事だ」 という声が最近とみに
高まっている。 心の通った深い人間関係の構築が求められており、その一貫とし
て、共同体が再評価されている。
・・・・・・・

若者も、共同体の内に縛られたり、また、内と外の論理を変えることに拒絶感がある
ように見える。日本人には「旅の恥はかきすて」に代表される、共同体の内外の論理
を分けて動く悪癖もある。 共同体の中で培われるいい面は消えて、悪い面だけが
噴出している。会社ぐるみの偽装などは、その典型であろう。
・・・・・・・

所属組織や肩書きといった身分をもとに、「いばる」「裏切る」「自慢ばかりする」「手柄
を横取りする」・・・・。そうした人からは次々に人が離れていく時代なのだろう。

既存の組織に魅力を感じず、離脱していく若い人たちが増えているのは、戦後、私た
ちの世代が築き上げた都会の擬似共同体(企業など)が持つ、組織のエゴ、身分に
基づくエゴに失望するからではないか。
・・・・・・・

同質化して異端者を排除したり、身分化して上下関係のようになってしまうことを避
け、本当に対等で自由なコミニュティを、現代の人々は志向している。



大分県の教員不正採用事件を契機に、いま教育界では本物のプロの教師が求めら
れています。政界でも、本物のプロの政治家が出てきて欲しいと思います。