幼児教育を語るひろば

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パラリンピック

先日閉幕した北京オリンピックでは、色々なドラマが生まれて多くの人々を感動さ
せました。 6日から開幕する北京パラリンピックでは、すでに出場する選手一人
一人のドラマが展開されているように感じます。

マスコミでも連日のように 「陸上の〇〇選手・競泳の〇〇選手・柔道の〇〇選手
・・・・」と、彼らの北京パラリンピックまでの精進・努力・エピソードを伝えています。

従来ともするとパラリンピックはオリンピックの陰に隠れて、いまひとつ人気があり
ません。オリンピックと比べたら、国・企業・関係団体からの支援も少ないようです。

それでも選手たちは、オリンピックとの差が少しずつ縮まってきていると言います。
国でもパラリンピックのメダリストたちへ、報奨金を出すことになったようです。多少
は、改善されてきたようです。


私が教頭で在職した小学校には、身障学級が併設されていました。障害のある子
を抱える親(特に母親)は、社会の身障者に対する無理解を意識して、子育て観が
とても不安定でした。

加えて障害のあるわが子が成人した時に、地域や職場でつまずくようなことが起き
ないかと不安を抱いていました。 人間関係が乏しいので社会生活が営めるだろう
か、という心配もありました。そのために親子共々、どうしても行動が消極的になり
勝ちでした。

そこでお母さん方を励まして、普通学級の子どもたちとの交流を深めるように心がけ
ました。特に体育の授業は、健常児たちと一緒に受けさせました。当時パラリンピッ
クのことまでは考えませんでしたが、 運動は身障児も一生懸命取り組みますし、
健常児も彼らを援けながら楽しんでいました。

競争社会ではより豊かな人間関係を謳いながら、偏見や差別という矛盾を抱えてい
ます。障害を持つ人たちへの理解は、まだまだ十分とは言えません。私は身障学級
の子どもたちや親たちと交流を始めた時から、ずうっとそんな課題を背負ってきたよう
な気がします。

でも今回のパラリンピックは、心身に障害を持つ人たちを理解するよいチャンスです。
障害のある人たちも、個人として・国家社会の一員として必要な人材であることが、
パラリンピックで証明されるでしょう!

日本は欧米諸国と比べると、パラリンピックへの関心が低いと言われます。明日から
17日までの12日間・約150ヶ国・4000人が参加します。多くの日本人が、北京か
らのパラリンピックのニュースに耳を傾けて欲しいと思っています。