幼児教育を語るひろば

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全国学力調査

全国学力調査の結果が、29日に文科省から公表されました。小6と中3を対象に
国語と算数(数学)の2教科で実施したもので、07年度に続き2回目になります。

調査人数は(4月実施日の)、小約116万人・中約109万人でした。平均正答率
は前回より低下したが、都道府県別に見ると平均正答率の高低はほぼ同じ傾向
だと言います。

ただ今回は、地域差が浮き彫りになったようです。だから公表された結果に一喜
一憂している教育行政・学校関係者がいるのではないでしょうか?

「学力」とは何か? という問題は依然として残ります。

個々の学力に差があるのは、自然なことです。それぞれの学力差に応じて教育する
のが、学校の果たす役目なのですから・・・・ しかし学校間に学力差があるとなると、
それは別の要素が絡んできます。

今回の調査でも小6国語Aの学校別平均正答率の分布が、50~80%は20510人
と集中しているのに、10%未満13校・20%未満が18校もあります。
(調査校数 21848校)

正答率の低い学校について文科省は、「特別支援学校や小規模校が殆ど」と言って
います。確かに地域性や社会的状況が、影響を及ぼしていることは想像できます。
心配なのは、学校の教育環境に問題があるのではないか? ということです。

一口に教育環境と言っても、色々あります。教育予算・施設設備・人的環境・カリキュ
ラム・指導法(指導力も含めて)・・・・ 挙げればキリがありません。


学力の問題は置いて・・・ 私が興味を持ったのは、同時に実施された児童生徒の
生活習慣・学習に対する意欲などの調査です。

07年の調査に比べて、テレビ・ビデオ・DVDなどの視聴時間が長くなっているそうで
す。携帯電話での通話やメールも、利用が増えていました。子どもたちの生活スタイ
ルも、いよいよIT化時代に突入というわけです。 勉強や読書時間への皺寄せも、
必然と言えます。

孫たちに話を聞いても、読書は携帯小説が人気があるようです。携帯電話は友情を
支えるために、必需品だと言います。メールのやり取りが、交換日記の役目を果たし
ているとも言います。

それに携帯のお陰で、夏休み中も友だちと交流できます。メールなら親や家族に
気兼ねせずに、自由に話が出来ます。それも、何時でも・何処でも・好きな時に・・・

中2の孫が夏休みの宿題で、南米のチリについて調べていました。彼女はパソコンの
インターネットを操作して、必要な資料をコピーしてノートに添付していました。 2時間
ほどで、課題をまとめました。

昔だったら、チリの資料を集めるだけでも大変です。地図帳を広げ百科辞典を引っ
張り出して、それでもチリの風俗や特産品などを調べるのは難しかったはずです。
多分図書館まで出かけなければ、宿題は完成しなかったと思います。宿題への
取り組み方にも、隔世の感があります。

現代っ子の生活スタイルが良いとか悪いとか、既にそんなことを言ってる段階では
ありません。それより現代っ子の実態を正確に把握して理解し、彼らに適切な助言
が出来る大人(親)であって欲しいと思います。

幸い子どもたちの学力や生活習慣・学習に対する興味の実態も理解出来たでしょうか
ら、一人一人の子どもにそれをどう活かすか? 各学校・家庭で考えるチャンスです。

学力の地域差や学校格差の問題は、今後の教育行政にぜひ活かすようにして欲しい
と願っています。また学校でも、指導法の工夫・改善に活用して欲しいものです。